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2005/02/23

磁界観察実験器

今日、理科研修会があった。
新しいパソコンソフト(光センサ・音センサ)や、新しく開発された実験装置・実験器具を見たり、説明を聞いたりした。
「へぇー」とか「なるほどな」とかで終わるくらいならたいしたことはないのだが、「すごい」、「おもしろい」くらいになれば、研修会に来た甲斐がある。
理科の教師は、まず自分自身が「すごい」、「おもしろい」と思わなければ、理科の楽しさは生徒には伝わらないと思う。
日常の中にあふれている科学(理科)のおもしろさや楽しさ、不思議さを少しでも切り取ってきて、授業の中に味付けできたら、理科が楽しい、おもしろいと思う生徒が増えるのではないかと考える。
今日の研修でも新素材(太陽電池、燃料電池、温度差発電など)の実験を見ることができた。

そんな最先端じゃないんだけど、最後に自作実験教材を作ってお土産として持って帰ることができた。
作ったのは、「磁界観察実験器」だ。

「磁界観察実験器」の作り方
1.ディスポーザル(使い捨てプラスチック注射器)でグリセリン65mlと水8mlをはかり、紙コップに入れる。・・・・・A
2.スチールウールをもんで、落ちた小さなくずをAに入れる。・・・・・B
3.Bを割り箸でかき回して、スチールウールのくずが均一に散らばるようにする。・・・・・C
4.Cを小さな直方体の容器に入れる。(このとき小さな気泡が残るようにする)
5.漏れないようにふたをし、テープでとめる。
6.容器の下に磁石を置くと、スチールウールのくずが磁石のまわりの磁界を形づくる。

※磁石をはずしてもグリセリンが粘性があり、形づくった磁界がなかなか崩れない。
※容器に気泡を残すのは、容器を振ったときにスチールウールのくずがよく混ざるようにするためである。
IMG_0111
一人ひとりが作っているときに誰かが一言、「グリセリンの中で泳いだら大変やろうなあ。」
グリセリンは大変粘性があって、ディスポーザルで吸い上げようとしてもなかなかピストンが上がりませんでした。
今日は、理科教師らしく初めて理科についての記事を書きました。ちょっと堅すぎたかな?

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