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2005/03/01

学習塾の生徒獲得法

IMG_0118最近10年間くらいで、この付近も学習塾が増えた。
生徒獲得のために、中学・高校の合格者数(合格者率)を出しているところも少なくない。
部活動と両立できるといううたい文句のところもある。
また、「定期考査対策をします。」というところもある。

でも、この「定期考査対策をします。」にちょっとひっかかる。
その塾の内情は詳しくは知らないが、生徒に聞くところによると、ここの塾生は、定期考査が終わったらテスト問題をいち早く塾に「献上」するそうだ。
塾は過去何年間もの定期テストをため込んでいて、定期考査が近づいたら、今度のテストはどの先生が出題するか情報をキャッチし、その先生が出題した試験範囲の問題をマス刷りして、塾生にやらせているというしくみである。
これは著作権侵害に当たらないのだろうか。
他人(教師)が作った試験問題を塾の利益のために使っているのである。

「それじゃあ、教師は毎回新しい、違った問題を作らないの。」と聞かれるかも知れないが、教師は時に、過去に出題した問題を使って学力の推移を測ることがある。
それに、写真や図、グラフをいちいち自分で作っていたら大変なので、教科書や問題集からもってくることがある。
問題集からそっくりそのままを出題するのはまた問題があると思うので、そこらへんは問題を変えて出題する。
そうして「オリジナル」の定期考査問題ができあがるのだが、それを次の年に塾から使われてしまう。
何の断りもなしに。
「定期考査対策」って点数取るためだけ?という感じがする。
すべての塾がそうではないが、一部そういう塾があるのを知って憤慨している。

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