もう一つの期待のテレビドラマ
夜に時々来る余震にビクッとさせられます。
先日、テレビドラマの最終回と次のドラマについて書きました。
もう一つ期待しているテレビドラマを見つけました。
それは「ごくせん」の後番組である土曜ドラマ「瑠璃の島」です。
沖縄の鳩間島を舞台にしています。
この鳩間島は、東京から直線距離にして2000km、西表島の北7kmに位置する人口50人、島の周囲は1時間足らずで歩いて回れるという島です。
ドラマの内容はどんなものかまだわかりません。
わかるのは竹野内豊さん、緒方拳さん、それから成海璃子さんが出演することぐらいです。
どうして、このドラマを見たいと思ったのかというと、実は私は20年前の大学3年生の時に、この島に2週間滞在したことがあるからです。
大学の同級生が卒論を書くために、この島の地質調査をしました。
その手伝いにこの島を訪れました。
鳩間島に行く船は、当時西表島から3日に1便しかありませんでした。
台風をやり過ごしてやっと渡ったその島は、小さな島でしたが自然にあふれていました。
夜、目を輝かせて空を飛ぶのはヤエヤマオオコウモリ、ボールペンをもパチンと切り落としてしまうヤシガニ。
赤い赤いハイビスカス、それとは対照的にエメラルドグリーンの透き通る珊瑚の海。
私たち大学生4人がお世話になった方の家では、夜通しトランプゲームの「ドボン(鳩間式ドボン)」に興じて、負けたら泡盛を飲ませられ、手が震えて座布団や畳を汚すと、さらにまた泡盛を注がれて飲ませられました。
すぐそばにある海で採ってきてもらった「シャコ貝」の刺身がつまみになり、とてもおいしかった。
季節は夏で、朝になると鳩間小・中学校のグラウンドでランニングとラジオ体操を小学生と一緒にしました。
同級生は、夜通しの泡盛で酔いが回って気分が悪くなり、珊瑚礁の海に戻していましたが・・・。
地質調査は、実際に鳩間島をくまなく回りました。
途中、野生のヤギに通せんぼされたり、背丈ほどある草むらに作られたクモの巣に悪戦苦闘したりしました。
ある日は、島の人とベランダで涼みながら酒を飲みました。
またある日は、ラジオを聞いて天気図を作り(泊まった場所はテレビがなかった)、台風に備えて雨戸を釘で打ち付けたりしました。
島の人は船が来るのを楽しみにし、3日ぶりの日用品、泡盛、新聞、食料品などが店にならぶと、買いに来ていました。
また、観光客がたくさんやってくると、グラウンドで一緒にソフトボールをして遊びました。
楽しい2週間でしたけど、不便なつらい2週間でもありました。
船に乗り、逃げるように島を後にしたのが心残りです。
長くなりましたが、そういう懐かしさと20年後の今、どうなってるのかという興味関心でこのドラマを観てみたいと思ったのです。
あなたは、自分が行ったことのある場所が、ロケ地になったことはありませんか。
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