人の命
今日、告別式の受付係をした。同じ学校で働いていた先生が癌で亡くなって、学校関係分の受付を引き受けたのだ。その先生は、私より10歳くらい上だが、学校の中で一緒に笑ったり、生徒のために考えたりした人で、お互い意見が合わず、対立した時もあったけど、こんなに身近な人が亡くなってしまって、やるせない気持ちでいっぱいになった。昨日の通夜に訪れたたくさんの生徒の数から、その先生の人柄が偲ばれる。
「復帰して、また教えたい」という思いでの3ヶ月ごとの病休更新。最後まで教育者としての気持ちを捨てずに癌と闘ったその姿に威厳を感じる。
昨年の1月に私の伯父が亡くなったとき、身近な人がいなくなってしまうという事実を本当に知って、涙が止まらなかった。祖父、祖母が亡くなったときは自分がまだ小さなときで、人の命や死について本当に分かっていなかった。話をしたり、相談したり、いろいろな事を共有したりした人が、明日にはもういないのは、本当に寂しい。いずれまた、私のまわりでそういう事が起こるだろうが、自分自身がその人から教えてもらった事を一つ一つしっかりできていかなければならないなあと思う。
話は変わるが、「兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日朝、快速電車が脱線した事故」では、予期せず一瞬にして、身近な人を亡くされた遺族や知人の方の心境はいかばかりのものなのか想像もつかない。
亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りしたい。また、けがをされた多くの方の一日も早い心と体の回復を願いたい。
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コメント
こんばんは。
ご無沙汰でした。
私の実家の母も昨年の1月喪い,
実父は私が教員新採用になる直前逝きました。両方とも癌でした。両者とも教職に関わっておりました。
で,カエルの子はカエルになりました(笑)
人を亡くす痛みは,これ以上のものはありませんね。
だからこそ,命の大切さを痛感します。
痛ましい事故の犠牲者の方たち,
私の息子と同い年の青年たち・・
ただ合掌するのみです。
投稿: +Lhaca | 2005/04/30 03:03
+Lhacaさん。
コメントありがとうございます。
人の命ほど、何事にも変えられないものですね。
私たち教師も子どもの命、将来を預かっていると考えれば、
一日一日が貴重な時間に思えます。
投稿: みっつー | 2005/05/07 23:49