なんじゃもんじゃの木
今日、毎年初詣に行く神社へ出かけてみた。今、境内でひときわ目立つ満開の木がある。桜はもう終わったし、ツツジ?菖蒲?いえいえ、3~4mほどの高さにいっぱいに花をつけた木です。
そう、「ヒトツバタゴ」という木。別名「なんじゃもんじゃの木」です。ナンジャモンジャとは巨木や珍しい形の木など、その土地でよく目立つ木のことをさす呼称で、日本各地でハルニレ、イヌザクラ、クロガネモチの木などがナンジャモンジャと呼ばれることがあり、その地域で親しまれているということです。
ヒトツバタゴはモクセイ科の植物で雌雄異株の落葉高木です。
学名はラテン語でChionanthus retusus(キオナントス レトゥースッ)といい、学名のように、「雪のように白い花」が観る人を魅了してやまない。そのことが知名度を高め、全国各地に移植され、「なんじゃもんじゃ」と呼ばれて親しまているそうです。中国福建省原産で中国、台湾、朝鮮半島、国内では、長崎県対馬北端、岐阜県木曽川周辺、愛知県の一部に分布している。高さは6m以上になり、幹は直立して分岐する。葉は柄があり対生し、奇数羽状複葉である。小葉は5~7個対生し、短い小葉柄がある。春、新葉に先だって、四弁淡緑色の細花を多数群がってつけ、翼果を結ぶ。材は、スキー、野球のバットなどを作る。ヒトツバタゴの開花は、年、地域によって若干異なる。対馬での開花は、4月下旬~5月上旬であるが、蛭川村(岐阜県)での開花は、5月中下旬である。
この神社へは、明治神宮外苑々長で元早大野球部監督、野球殿堂入りの伊丹安廣氏から寄贈されたものらしいです。(野球のバットをこの木で作ったんだろうか?)
地面に少し散っていましたが、花が舞い散るときもくるくる回りながら落ちていく。とても綺麗でした。
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