月と合歓の木
夕方、買い物で家を出たところ、川沿いにねむの木の花が咲いているのを見つけました。
綺麗なオレンジ色の夕日を浴びて、優しい緑色の葉と鮮やかな桃色の花のコントラストにはっとさせられて、しばらく見とれていました。空高いところには青白い月、綺麗な自然の色に囲まれて幸せな感じでした。
←月と合歓の木の写真(要:拡大)。
ネムノキは、川や沢沿いの日当たりのよい肥沃なところに生えるマメ科の落葉高木で、名前の由来は夕方になると葉が合わさって閉じてしまう様を眠ることに例えたものだそうです。
ネムノキは暖地の木で、日本では本州以南のみに見られます。そのせいか、開花期は6~8月の真夏。真夏の花というと、沖縄のハイビスカスやブーゲンビリアのように炎暑のもと、鮮やかな色をふりまくイメージがありますが、ネムノキは、暑い日差しを避けるように夕暮れから花を開き始め、翌日の昼過ぎまで咲きつづけます。花は綺麗な桃色で羽毛のようにやわらかく、心を和ませてくれます。
一日中、試験問題作りで、ずっとパソコンの画面を見ていたから、優しい自然の色に癒されました。明日もまた、綺麗な桃色の花を見せてくれるでしょうか。
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