女王の教室
今日初めて、帰りの会のときにオレンジジュースが配られた。オレンジジュースは給食準備室の大型冷蔵室で冷やされているので、この時期、生徒にとってはありがたいものになる。
帰りの会のときに、私は3年生の廊下に様子をうかがいに行ってみた。その手前に、その給食準備室があるが、ふと見るとそこに2年生3名がいる。「どうしたのか。」と聞いてみると、オレンジジュースを取りに来たが、自分達のクラスの分がないという。最初、間違えてどこかのクラスが持って行ったのかと思っていたけれど、そうではないらしい。どこに消えたかオレンジジュース。
実は、教職員の分もあると思っていたのだが、生徒分しかないと後になって分かったのだった。各クラスの担任の分と職員室の先生の机上に置いてある分を急いで取り集め、渡した。けれどどうしても3名分が不足した。今日は仕方がないので、明日余りの分(欠席等で)があれば、その3名にあげるから(今日もらえなかった3名は明日2本のジュースをもらう事になる)という事で教室に返した。
そこにいた2年生の生徒3名のうち、2名は男子バレー部の生徒だったので、私は冗談でこう言った。
「まず、(オレンジジュースを)担任の先生に渡しなさい。それから後は成績順で配りなさい。」
これが非常に受けた。
7/2(土)から始まったテレビドラマ「女王の教室」のワンシーンだ。学校舞台のドラマとしては、異色だろう。今までのドラマでは、いわゆる生徒思いの良い先生が多かったが、天海祐希扮する阿久津真矢先生は、児童を敵にし、自分のルールを作って学級運営をしていく。考え方はなるほど一理あるが、児童に対する優しさが足りない。
私は、このテレビドラマを今の学校の課題や生徒との関わり方と照らし合わせて、毎週見ていこうと思っている。
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コメント
はじめまして。
なんか、ヒステリックにこのドラマを否定してる人もいるけど、なるほど、現場の先生の見方、子供たちの受け取り方、とっても興味あります。
投稿: 大豆 | 2005/07/05 02:42
大豆さん。
はじめまして。
「女王の教室」の中で真矢先生(天海祐希)が社会の構造を数字で具体的に生徒に説明するところがありますね。
なるほどと思って見ています。そして風刺も効いてるなと・・・。
時々、生徒にスパーンとこんな事言ってみたいときもあります。
投稿: みっつー | 2005/07/12 01:15