暑い夏とアブラゼミ
8月に入って天気がよい。天気がよいというだけでなく、ずっと真夏日が続いている。福岡の昨日の最高気温は32.9度、今日は33.5度である。
夕方になっても暑さが残る二階の書斎で仕事をしていたところ、近くでアブラゼミが鳴き出した。どこだろう?結構近いところだぞと思ってカーテンを開けると、北側の窓の網戸 にアブラゼミがつかまって鳴いているのを見つけた。
このアブラゼミの鳴き声が日本の暑い夏を余計に暑くさせる。ヒグラシの鳴き声は、夏の終わりのうら淋しい風情を醸し出すのだが、アブラゼミの鳴き声は夏真っ盛りの時季を思い起こさせる。
このアブラゼミは、日本ではごく普通のどこにでもいる珍しくないセミなのだが、世界的に見るとアブラゼミのように羽全体が色がついていているセミはあまりないそうだ。
油紙のように油が染みた色の羽を持っているからアブラゼミとついたという説と、鳴き声がジー、ジリジリジリ…と、油で揚げものをする音に似ているからという説とがある。
卵 から成虫になるまで5~6年もの間、土の中で過ごし、夕方地上に出て木に登り、羽化する。成虫になってからの寿命は2週間ぐらいと短い。
幼い時から、「アブラゼミ=暑い夏」という図式が頭の中で出来上がってる。
このアブラゼミが鳴き続けている間は、暑い夏なんだろうな。
| 固定リンク
コメント