「女王の教室」最終回
「女王の教室」初回からずっと楽しみに見ていました。
教育の手法は、色々な考え方があって色々なやり方がある。このドラマの教育的手法は現実ではあり得ません。真矢先生が言いたいことは分かるけど、子どもへの伝え方や体罰、指導方法は非現実的で、今学校教育現場ではできません。ただ多くの視聴者の中の教育者としての私が心に留めて置かなければならないと思っているのは、真矢先生が伝えたかったメッセージです。
卒業式の日に担任は、巣立っていく子ども達に言葉を贈ります。将来を生きる子ども達に忘れてはならないこと、頑張ってもらいたいこと、こう生きて欲しいと思うこと・・・。
真矢先生も最終回でそんなメッセージを子どもに伝えました。
真矢先生「今しか出来ないことを一生懸命やりなさい。今しか出来ないことはいっぱいあるんです。将来のことばかり気にするのはやめなさい。そんなことばかりしてると、いつまでたっても何も気づいたりしません。世の中のあらゆるものを一生懸命目で見て、聞いて、心で感じなさい。それが生きるということです。」
それに対して、卒業式で子ども達が真矢先生に返したのは、「仰げば尊し」。これには真矢先生も少しほろっとなった所があった。でも子ども達の前では最後まで厳しい先生ぶりを通しましたね。ドラマとしてはそれはよかったと思います。卒業式の歌で、「卒業の日に」を歌っていましたが、真矢先生くらいの年代には、「仰げば尊し」の方が胸にぐっと来るものがあったと思います。
私もここ数年、卒業生へのメッセージに「一生懸命には一生懸命が返る。」と書きます。生きるために一生懸命になるということがどんなに素晴らしいことか分かってもらいたいという気持ちです。私も今3年生担当で、生徒はあと5ヶ月もすれば卒業です。感動出来る卒業式を迎えたいので、これから5ヶ月の生徒との学校生活を楽しみたいと思います。
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