天体のモデル教材
11月末に校内研究で、理科の授業をすることになった。他教科の先生も参観してもらった後、協議になるので、今回はもう一人の理科の先生と組んで少人数授業という、 授業形態の工夫で提案させてもらおうと思う。
単元は、3年生の「地球と宇宙」になる。この単元は、スケールの大きい空間的な広がりや時間的尺度が日常生活と大きく異なっていて簡単に理解できることではないため、生徒にとっては難しいと思われる単元である。よって空間的理解がなかなかできない生徒とできる生徒との習熟度別少人数授業を考え、それぞれに適した自作教材を使って、楽しくわかりやすい授業を行いたいと考えている。
授業を考えていく上で、それぞれのクラスに適した教材をどうするかを今考えている所である。
空間的理解がなかなかできないクラス(基礎コース)には、地球上の観測位置での方角(東西南北)と太陽の方向による時間(朝、正午、夕方、真夜中)が理解しやすいモデル教材を、空間的理解ができるクラス(発展コース)には、太陽、地球、星座の位置関係からいつの季節のいつの時間に、どの方角に何という星座が見えるかというのが理解しやすいモデル教材を考えている。
教科書やノート、黒板は、あくまでも平面なので、立体的に考えられる基礎コースの教材を試作してみた。発泡スチロール球を地球と見立てて、観測地点の平面(地平線)と方角(東西南北)がわかるようにした。また、発泡スチロール球を回して、電球(太陽)の位置関係から時間(朝、正午、夕方、真夜中)が理解できればと思う。
まだまだ、発展コースの方も教材を考えている途中である。それぞれのコースにあった教材提示、活用ができて、授業が展開できればと思う。
| 固定リンク
コメント