冥王星へ
私立高校受験を前に、3年生の理科の教科書での学習ももう少しで終わるところまできた。
つい最近、「地球と宇宙」という単元が終了した。単元の終わりの方で、少し丁寧 に太陽系の惑星について説明をした。
人は幼い頃から、宇宙について興味を持ち始める。私たちの頃はアニメで「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道777」があって、それを観て、まだ未知なる宇宙や星について興味を持った。
それが現実に探査機「ボイジャー2号」によって、木星の衛星「イオ」に火山活動が発見された。土星の環は、岩石と氷のかたまりでできていることがわかった。海王星に見える白い雲はメタンが凍って浮かんでいることがわかった。今から20年くらい前のことである。
しかし現在、太陽系の一番外側を回っていることになっている惑星「冥王星」は、1930年に発見されたが、その遠さと暗さのためほとんどわかっていない。太陽系の惑星に含めていいのかどうか疑問に思っている科学者もいる。また、「冥王星」の外側に10番目の惑星が見つかったというニュースが昨年夏、報道された。
そんな中で19日午後2時(日本時間20日午前4時)、太陽系で唯一の未探査惑星「冥王星」への初接近を目指す米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」がフロリダ州のケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げられた。探査機は、まず木星に近づき、重力を利用して加速。9年半をかけ、2015年7月に地球から約49億キロ離れた「冥王星」に、約1万キロまで最接近する計画だ。成功すれば米国は、地球を除く太陽系全惑星の探査一番乗りを達成することになる。
10年後、私は理科教師として生徒に天体のことを教えているだろうか。その時は今まで謎だった「冥王星」のことを詳しく説明しているのだろうか。
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