福岡から世界チャンピオン誕生
ボクシングのWBCフェザー級タイトルマッチが、今日福岡市の九電記念体育館であった。福岡出身の越本隆志(35)選手が、同級王者を2―1の判定で破り、新王者に就いた。
この越本選手のボクシングジムが自宅にほど近いところにあるので、私は10年くらい前から越本隆志選手のことは耳にしていた。越本選手のお父さんがボクシングジムを経営していて、そこで親子で世界を目指して日々頑張っていたそうだ。
今日、世界タイトルマッチが行われることは前から知っていたが、夕方家族を乗せた車の中で、最後の12ラウンドだけをテレビで観戦した。「前のラウンドがどうだったか知らないけど、判定は微妙だな。」と思っていた。もしかしたらまぶたが腫れて出血していたので、負けたのかもしれないとさえ思った。最初のジャッジが越本、次がチャンピオン、そして運命の3人目のジャッジは・・・越本!やったー!よかったね。
輝かしいチャンピオンベルトを腰に巻き、両手をあげて答える越本選手。その傍らで、今日はセコンドとして試合を見守り続けたジム会長のお父さん。その姿を見ただけで涙が出そうになった。6年前に一度チャンピオンベルトをねらったがそのときは完敗した。それからの選手生命をかけての頑張り・苦労は並大抵のことではなかったと思う。私の住んでる近くでそれが静かに行われていたことにも感動を覚える。
フェザー級の日本人王者は、72年に王座を明け渡した柴田国明以来34年ぶりだそうだ。沖縄を除く九州のジムから初めて世界王者が誕生した。すごいことだ。
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