地震波を視覚化するモデル
1年生の学習も「大地の変化」に入った。
地層→火山→地震の順番に学習するが、どれもスケールが大きくてなかなか理解することが難しい。そんなときモデル教材が活躍するわけだが、地震の勉強をするときに役立てようと、「地震波を視覚化するモデル」を作った。
身近な材料で簡単に作ることができる。
①釣りに使う鉛のおもりを等間隔に、ほぼ同じ長さにそろえて角材にぶら下げる。
②そのおもりに輪ゴムをかける。
③ベニヤ板に竹ひごをつなぎ、竹ひごをスタンドに固定する。このベニヤ板の部分が地面に当たる。
④ベニヤ板と端のおもりを糸でつなぐ。
⑤ベニヤ板と反対方向のおもりを斜め手前に引き、手を離す。(地震が起こったことになる。)
⑥この揺れが次々におもりに伝わっていく。
⑦ベニヤ板にも揺れが伝わるが、最初は縦揺れが起こり、続いて横揺れが起こる。
地震波が縦揺れが最初に伝わり、続いて横揺れが伝わることが視覚的に確認できる。
今の3年生が1年生の時にも作って見せたことがあるが、結構楽しんで実験を行う。
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コメント
地震の揺れの視覚化装置、面白いですね。
すばらしいですね。
ぜひ、今度、子供たちの実演実験でやってみたいです。
投稿: Ziro | 2007/09/13 14:32
Ziroさん。
はじめまして。
モデル実験というのは、なかなか実物を実験室に持って来られないときに有効なんですが、地震波を伝えるモデルは、教材として売られています。
でもそれは、すごく高価なものです。
簡単な材料で、安価に作れれば、それにこしたことはありません。
ちょっと製作に時間はかかりますが、手作りの実験器の方が、生徒はよく見て実験すると思います。
投稿: みっつー | 2007/09/13 19:50
今更ながら、ひょんなことからこのページにたどり着きました。開発者の岡久です。実際に使っていただいて、その反応を知ることができるのはなかなかないので、嬉しいです。わたしも、現役理科教師として、毎年一から作って使っています。また寄らせていただきます。では。
投稿: 岡久保幸 | 2014/01/15 11:34
岡本保幸さん。
ブログ訪問とコメントありがとうございます。
本当にこの実験装置は、HPで見つけてから10数年作成しては、生徒に見せたり、実験させたりしております。
本当に簡単な材料で、これほどまで地震の伝わり方が表現できる実験器具はないと思います。
本当にありがとうございます。
また、ブログに遊びに来てもらって、コメントをいただけたら幸いです。
投稿: みっつー | 2014/01/19 20:12