特別ドラマ「最後のナイチンゲール」
終戦記念特別ドラマ「最後のナイチンゲール」を見ました。
第二次世界大戦で唯一地上戦が行われた沖縄の地で、従軍看護婦を命じられた少女達と婦長が生きることを語ったドラマでした。
成海璃子は、沖縄がよく似合うと思う。テレビドラマ「瑠璃の島」でも主役を立派に演じたし、今回のドラマも主役と言っていい役で、伝えようとするものが伝わってくる演技だった。
また、成海璃子だけでなく、長谷川京子、市川由衣も演技がうまく、好きな女優に入ります。
ドラマの前半は、戦争が激しくなっていく中で、つらくても苦しくても一生懸命生きるということが伝わってきました。
後半は、敵、味方の間で妊婦が出産する場面は良かったものの、「生きる」ことを強調しすぎた感があり、納得がいかない描写や事実と違うのではないかと思われる場面があったのが残念です。ちょっと期待はずれだったかな。
でもこの終戦の月、8月は戦争のこと平和のことを考えるいい機会ではないかと思います。
ドラマは演出が入っているから、ドラマだけ見て、それを鵜呑みにするのは危険ですが、戦争を知らない世代にとって、本当の戦争、その時代はどうだったのかということを調べたり、聞いたり、考えたりすることは大切なことだと思います。
中学校も昔は、登校日を設けて平和学習をしていましたが、私の赴任している中学校とまわりの中学校は、今では夏休み中に一日も登校日がなく、どれだけの生徒がこの夏休み中に、平和のことについて考えているだろうかと思ってしまいます。
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