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2006/09/11

新さくら丸

昨日、ホームセンターに買い物に行った時、ある人に声をかけられた。
それが本当に十数年ぶりの再会だった。

声をかけてくれたのは、私が教職3年目に「福岡県青年の船」に乗った時の同じ班員だった同級生だった。
お互い割と近くに住んでいながら、最近は会うことがなかった。
青年の船に乗った後、同窓会などで何回か会う機会はあったが、それ以来年賀状だけの関係になっていた。
懐かしい顔だったが、お互い買い物中で、家族がいたので少しだけ話して分かれた。
船に乗ったのは、ソウルオリンピックがあった年で、今から18年前、私が結婚する前のことだ。
何回かの研修の後、その年の5月に船に乗って12日間で中国と韓国を訪問した。
出張届けに中国、韓国と記入した。(教職経験の中で一番遠い出張)
その間、学級は副任の先生に任せた。
北京の故宮博物館や万里の長城、南京の日本語学院の学生と交流、それから韓国に渡ってソウルのオリンピックスタジアムや景福宮の見学などを覚えている。

その時の船は、「新さくら丸」。とても大きな船で最初見た時は圧倒された。
洋上の船の甲板でバスケットボールをして、手が滑ってそのままボールは海の方へ落ちていったということがあった。
そのバスケットボールを持ってきたのが、彼であった。

「新さくら丸」は、その後「福岡県の青年の船」で何百人何千人もの青年を中国、韓国に連れて行ってくれただろうが、平成11年9月28日、翌年に適用される米国の新基準に適合しないため、惜しまれながら引退したということだ。
昨日の再会は、懐かしい青春の一ページを思い出させてくれた再会だった。

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