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2007/02/20

バラって

今日の「人権教育の考え方・進め方」の講話の中で、印象に残ったことがあった。

学力形成と家庭・地域の文化の在り方との相関の話の中で、生活体験の違いから学びには個人差が生じてくるということで、その例としてこういう話を挙げられた。

小学校の数の学習で、「お姉さんがバラを3本買ってきた。その後、お父さんがバラを5本買ってきた。さて全部で何本になったか。」
Img_0349これを「それじゃあ、何本になったか絵を描いて示してみよう。」ということになった。
ほとんどの子は、薔薇の花を描いて答えを示した。
ところがある子は、薔薇の絵を描いていない。
どうしたのかと描いたその絵をよく見てみると、

Bara薔薇ではなく、ヤキトリのバラを描いていた。
生活習慣の中で、薔薇の花を買ってくるよりもバラを買ってくる経験の方がすぐ結びついたんだろう。
生活環境、生活体験が一人ひとり違う生徒に、同じことを教えることは、この話を聞いて難しいことなんだなあと改めて思いました。

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