1年ぶりの再会
劇的な1年ぶりの再会がありました。感動ものです。
ちょうど1年前に、この道を通った夜(虎舞竜)。
じゃなくて、ちょうど1年前に、この学校に赴任してきたとき、メモを取ろうと愛用していた革の筆箱を机の上に出した。
そのまま片付けずに、わたしは市町村教育委員会の赴任式に市役所へ出掛けた。
学校に帰ってくると、机の移動が始まっていた。
(毎年4月1日あたりで学年所属が決まり、職員室では、学年ごとに机を寄せるため、机の移動が行われる。)
自分もそのままその仕事に取りかかった。
何ヶ月か経って、愛用していた筆箱がどこに行ったのか行方不明になっているのに気づいた。
それまであまり出張もなく、使う場面がなかった。
その筆箱は普段はあまり使わないが、出張先や職員室の机から移動したときなどにかばんから取り出して使っていた。
かばんの中も家の書斎もどこを探しても見つからない。
もうあきらめてしまったとき、今年の誕生プレゼントとして、妻から新しい筆箱をもらった。
そしたら今日、1年ぶりの再会。
ある先生の机の上にどこかで見たような筆箱が置いてある。
黙って、中身を確認したら自分の愛用のペンや消しゴムが入っている。まさしく自分の筆箱だ。
あきらめていたのに再会できた感動。これはすごいです。
きっと机の移動が始まって、机の上に置いていた筆箱を机を拭くときに、誰かが別の人の机の上に置いたのでしょう。
その先生は自分の机の上に置かれていた筆箱を持ち主が現れるまで大事に持っていたそうです。
それなら職朝で聞いてくれたら早かったのにと思いましたが、それより先に感動でした。
なくしたときは、いつどこでなくしたのか分かりませんでした。
ものを大切に扱ってきたからこそ、この感動が味わえたと思っています。
実はこの革の筆箱も妻からのプレゼントなのです。
今からも大事にしたいと思います。
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コメント
大切にしていたものが出てきたときの感動はよくわかります。最近筆記用具を使わなくなってきたので私には筆箱がありません。
投稿: 無敵 | 2007/04/28 13:03
無敵さん。
そう、パソコンで文章を書くことが多くなって、筆記用具はあまり使わなくなりましたね。
それでも出張先でメモを取るときは使っています。
この間は、研究主題を模造紙に書いてくれと言われて、久し振りに墨書しました。
投稿: みっつー | 2007/04/28 17:13