数班分の薬品を量り取る方法
最近の理科の授業は、1年生も2年生も化学分野を行っている。
生徒実験では、前もってこちらで薬品を班分用意することがある。
生徒で量らせていたら、授業時間が足らなくなるからだ。
今まで私は、一班毎に必要な薬品を量り取っていた。
その方が正確で、薬品の分量に差ができないと思っていた。
ところがこの前、もう一人の理科の先生に薬品を数班分早く量り取る方法を教えてもらった。
その先生は、実家が薬局で、幼い頃から薬を量り取る方法を見て聞いて教えてもらっていたそうだ。
それは、
①電子てんびんで、7班なら7班分の合計の薬品を量り取る。
②それを7班分に分ける。
という方法である。
その時に③薬包紙を少し重ねて並べる。
この方が薬品をこぼしたときに机(実験台)までこぼれない。
左の方から右の方へ、薬品を分けていく場合には、薬包紙を右から左へ重ねるようにする。(左の薬包紙の方が右の薬包紙よりも上になるようにする。)④目分量で分けていっても、だいたい正確に均等に分けることができ、誤差が少ない。
⑤分ける前に、薬品が固まりになっていたら、薬さじで細かく砕いておく。
固まりになっていると、正確に分量がわからない。
実際にやってみると本当に早く量り取ることができ正確である。
私にとって、目から鱗のためになる話でした。
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コメント
なるほど!!そんな手っ取り早い方法があるとは…(汗) 今度使って見たいと思います。
投稿: HCl | 2008/02/01 00:55
HClさん。
訪問ありがとうございます。
薬品を量り取る方法は、聞けばなるほどなという感じです。
目分量で分けても、中学生の実験ですからそれほど定量的なことはないし、少々の誤差があったとしてもOKです。
このとき、ついでに薬包紙の包み方も教えてもらいました。
投稿: みっつー | 2008/02/02 05:51
こんばんは。ご無沙汰でした。
小学校でも,溶媒,溶質,飽和などの基となる
「もののとけ方」の単元で食塩やミョウバンを
等量倍ずつ用意しなくちゃなりません。
私も使ってみようと思います。
薬包紙で三角みたいに包む方法ですか?
以前お医者で頂いた粉薬の分封は
いつもそんな包み方でしたね。なつかしいです。
投稿: とし | 2008/02/02 21:04
としさん。
こんにちは。
はい、薬包紙の包み方は、昔、お医者さんでいただいていたあの三角形に折る折り方です。
薬品の量り取りは、慣れてくれば目分量で分けたものが、どの薬包紙にもぴたっと同量分けられるようになってきます。
投稿: みっつー | 2008/02/03 14:33