スコットランド・バグパイプバンドとの交流
先月の30日にスコットランドのバグパイプバンドが来校して、バグパイプの体験・交流を行いました。
来校したのは、イギリス・スコットランドのジョージワトソンズカレッジ校バグパイプバンドで、サニックスの2008ワールドラグビー・ユース交流大会のセレモニーで、バグパイプを演奏するため来日しています。
ワールドラグビー・ユース交流大会は、日本の高校8校、オーストラリア、フィジー、ニュージーランド、フランスなど外国の8校が対戦する交流大会です。
また、ジョージワトソンズカレッジ校バグパイプバンドは、スコットランドやヨーロッパの世界コンテストで数多くの成功を収め、エディンバラ城やスターリング城でも演奏活動を行っています。
バグパイプは、その名の通りバッグ(袋)とパイプ(管)からできており、迫力のあるにぎやかな音を奏でます。
聞くところによると、今回のメンバーは200人いるバンドの中で、12~1 5歳の日本でいう中学生の年代でバンドを組んで来日したそうです。
最初、バグパイプを演奏しながら行進して体育館に入ってきました。 その音の迫力はすごかったです。
行進しながらの演奏はものすごく体力が必要なようで、実際には3曲しか演奏しませんでした。その後、バグパイプと太鼓の体験をさせてもらい、お礼に花束と千羽鶴、折り紙を手渡しました。
大変喜んでもらいました。
その日の放課後は、10軒に分かれてホームステイをしてもらい、翌朝また学校に足を運んでもらい、全校生徒とお別れをしました。
私もテレビでは見たり聴いたりしたことはあったものの、バグパイプの生演奏は生まれて初めての経験でした。
生徒も貴重な体験をしたと思います。
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コメント
友人が、パイプバンドが九州に来ているよと教えてくれました。私もバグパイプを吹きます。吹くのが大変な楽器であることを理解しているので、写真のような子供たちが勢ぞろいして吹いているのを見ると、すごいなぁ、と感心してしまいます。お揃いのキルトのユニフォーム、とてもカッコいいですね。私もキルトを持っています。スカートと思うと女性的ですが、スコットランドの民族衣装と考えると男性的なものに思えてくるから不思議です。これからも友好関係を続けてくださるよう、がんばっていただけたらと思います。
Takeshi Mogi
投稿: Takeshi Mogi | 2008/05/12 21:19
Takeshi Mogiさん。
はじめまして。
Takeshi Mogiさんは、バグパイプを吹かれるのですか。
かっこいいですね。
来校したイギリス・スコットランドのジョージワトソンズカレッジ校バグパイプバンドは、今回中学生の年代の子達で、総勢27人。壮観でした。
キルトは、その学校独自のものなので、スコットランドに行ってもこのキルトは買えないそうですね。
生徒も私も知らない世界を知ることができて貴重な経験でした。
投稿: みっつー | 2008/05/13 00:57
みっつーさんへ
お返事ありがとうございます。バグパイプを始めて10年以上になります。最初3ヶ月ぐらい、音が出ませんでした。だから、彼らが大変な思いをしたことも分かりますし、その努力には本当に頭が下がります。
私のキルトのタータンは、マッカルパインと言います。自分のタータンとして、大切に思っています。彼らも、母校のタータンやクレスト(紋章)に誇りを持っていると思います。キルトだけでなく、キルトを留めるピンや、スポランと呼ばれるカバン、お揃いのネクタイやパイプに付いているバナーと呼ばれる旗、これらはそうしたタータンやクレストをあしらった特注品だと思います。
日本人はちょっと複雑な歴史や政治的事情から簡単に国旗や国家、自分の国に誇りを持ちにくい一面がありますが、彼らは迷わずセント・アンドリューと呼ばれる旗や国家に相当する歌(フラワー・オブ・スコットランド)、スコットランドというもの(かつては国、今は地方)に強い誇りを持っています。彼らがバグパイプを吹く時には、自国の文化を紹介する喜びがあるものと思います。
その上で、私はいつも自分の国、日本の美しい自然や文化、日本人らしい気質を誇りに思っています。喜べないような現実はあっても、やはり日本は緑の豊かな美しい国で、バグパイプに負けない音楽や、ハイランド・ダンスに負けない舞踊、スコットランド人に負けないホスピタリティ(来客に対する温かい気持ち)があると思います。(千羽鶴や折り紙というのは、素敵だと思いますよ。)
そうしたお互いの文化がふれあい、友情がはぐまれればと思います。
交流がいつ目でも続きますように。
Takeshi Mogi
投稿: Takeshi Mogi | 2008/05/13 01:28
Takeshi Mogiさん。
バグパイプやスコットランドについて、詳しく教えてくださってありがとうございます。
バグパイプを吹くのは、なかなか難しいのですね。
イギリス・スコットランドのジョージワトソンズカレッジ校バグパイプバンドも最初は、縦笛だけで2年間音出しの練習をしてから、バグパイプを初めて持って練習を始めるそうです。
バグパイプを吹けるようになるまで、4~5年はかかると言われていました。
それにお互いの文化・伝統は認めあい、大切にしていきたいですね。
一泊のホームステイを生徒の家で過ごしてもらったんですが、その中に旅館をしているところがあって、翌朝その旅館の法被をもらって、自慢げに着て記念写真を撮っているスコットランドの生徒がいました。
スコットランドにはない法被をもらって、嬉しかったのではないかと思います。
投稿: みっつー | 2008/05/13 23:19