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2008/05/08

雲仙岳災害記念館

雲仙家族旅行の行き先の一つに雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)がありました。

Img_6810これは、雲仙普賢岳の火山災害を体験できる全国初の施設です。日本一新しい山「平成新山」をつくった雲仙普賢岳噴火による災害と自然の脅威を 肌で感じられるような工夫が各所になされ、体験しつつ学ぶことのできる施設です。

Img_6788まず、火砕流の恐ろしさを目で感じることができる工夫がたくさんあります。
一つは、火砕流の速さを目で感じ取るため、火砕流の本当の現場から持ってきて、床下に長く埋め込んだ灰と化した倒木に光が走ります。
その速さが、何と100km/時で目に止まらぬ速さで流れていきます。
Img_6785Img_6798_2二つ目は、本当にその場に居合わせるような感覚になる3Dの火砕流の映像です。
床も揺れるし、前から熱風が首の辺りに吹きかかります。
Img_6809三つ目は、火砕流の現場を再現したセットです。
犠牲になったテレビカメラマンの焼けたカメラなどが置いてあります。

また、火山岩の展示や溶岩・土石流の資料、「島原大変」の歴史を分かりやすく説明した島原大変劇場、普賢岳を見ることができる展望所など、体験学習ができるよい施設でした。

Img_6815Img_6816その後、家屋が土石流で埋められてしまった場所に行って見学をしました。
大きな家が丸ごと土石流に埋まっていました。
それから、火砕流の犠牲になった旧大野木場小学校に行きました。
Img_6820校舎内の 木の部分はすべて焼けてしまい、コンクリートと曲がったスチール、融けたビニールパイプくらいしか残っていませんでした。
火砕流という言葉はこの災害の時に初めて耳にしました。
Img_6823Img_6822また、溶岩や土石流の被害も甚大なものだと分かりました。
Img_6839理科の教科書にも雲仙普賢岳の写真や資料が載っていますが、やはり自分の目にしておかないと災害の恐ろしさは生徒に話ができません。
娘たちにも勉強になったと思います。

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コメント

雲仙普賢岳の体験施設があるんですね。

100キロ!!
の速さでは逃げ遅れてしまって恐ろしいですね。。この家と学校ひどいを超えてますね(´;ω;`)コンクリートまで曲がっちゃうなんて!
こわすぎるぅ、、

最近、桜島が噴火したらしいですけど、
その地方に住んでる住人は
普通の事らしく、
あ、まただ。という感覚らしいですからね。


でもへたしたら、こういう風に巻き込まれ
てしまう可能性だってあるから、
気をつけてほしいですよねぇ。

投稿: みー♪♪ | 2008/05/15 04:43

みー♪♪さん。

雲仙岳災害記念館は、行く前はそう思ってなかったんだけど、入館するとすごい施設だなと思いました。
理科の教師でありながら、火砕流という言葉を知ったのは、この雲仙岳の災害が初めてでした。
あの頃は、ニュースを録画しておいて授業で生徒に見せたりしました。
ちょうど中学1年生で地層・火山・地震の単元で学習するんです。
でも、この施設に行くと、火砕流の恐ろしさは一発で分かりますね。

投稿: みっつー | 2008/05/16 00:22

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