北京五輪での日本の金メダル獲得は9個だった。
私が予想した金メダル獲得は13個だったので、予想を大きく下回りました。
8/12のブログ記事「北京五輪金メダル数の予想」で、競技別に金メダルを予想していました。
途中、北京五輪で金メダルを取れるのは、アテネ五輪で金メダルを取った選手しかいないのかと思うほど、厳しい戦いになりました。
9個の金メダルの内、7個は個人種目の2連覇です。
×陸上予想2個→結果0個、(金メダルを期待していた女子マラソンの野口選手の欠場やハンマー投げの室伏選手の腰痛は、予想がつきませんでした。)
それでも最後に、男子400mリレーで、銅メダルを獲得したことは感動しました。
今回のオリンピックで最後になるだろうアンカー朝原選手の最後まであきらめない粘りのある走り、有力チームがバトンパスで失敗する中、確実なバトンパスを行った日本のチームワークの素晴らしさ、本当に見事でした。
走り終えた朝原選手が電光掲示板で、銅メダル獲得を確認して、バトンを投げ上げ、高平選手と抱き合って喜ぶ姿は、胸にジーンと来ました。
◎競泳予想2個→結果2個、(予想通り、北島選手の2冠2連覇)
アテネ五輪で金メダルを取ってからの4年間の苦労が、泳ぎ終わった後の北島選手のコメントからひしひしと伝わってきました。
努力する天才スイマーと呼ばれる北島選手でも、これだけ練習をこなし、研究を重ね、精神を鍛えないと金メダルを取ることは難しいということです。
でも、その泳ぎがみんなに感動を与えてくれました。
◎柔道予想4個→結果4個、(予想通りですが、谷選手はママでも金を取ってもらいたかった。)
女子の方は、ほとんどの階級で金メダルが取れなくても銀か銅メダルを取っていましたが、男子の方は、もっとメダルに絡む戦いをして欲しかった。
◎女子レスリング予想2個→結果2個、(予想通り、4階級全てでメダルを獲得しました。)
男子は、フリースタイルで銀と銅メダルを取りましたが、金メダルまでもう少しの所でした。
×男子体操予想1個→結果0個、(冨田選手が種目別鉄棒で金メダルが取れるのではないかと予想していましたが、着地が決まらずメダルが取れませんでした。)
でも、団体で銀メダルを取りました。また個人総合では最初、あん馬で落下があったものの、最後まであきらめず、逆転で内村選手が銀メダルを獲得しました。
まだ19歳なので、次のロンドン五輪でも期待できます。
◎ソフトボールか野球、予想1個→結果1個、(ソフトボールは決勝でアメリカを破って金メダルに輝きました。)
圧巻は、ピッチャーの上野選手です。
決勝トーナメント3戦(28イニング=延長があったので、2日間で4試合分)を全て一人で投げ抜きました。
そして、みんなでチャンスを作って加点し、上野選手を盛り立てました。
それに引き替え、不甲斐なかったのが野球です。
日本のプロがアメリカのマイナーリーグの選手達で作ったチームに負けて、銅メダルも取れないなんて。
星野監督が「情けの采配」(準決勝でエラーをしたGG佐藤選手を3位決定戦でも起用→またエラー、予選で2敗している岩瀬選手を準決勝でも登板させた→勝ち越しホームランを打たれる)をするとは初めて知りました。
野村監督から愚痴が出るのもわかる気がします。
×トランポリン予想1個→0個、(期待していた世界ランク1位の上山選手が予選敗退となり残念でした。)
でも、予想として金メダルの数は大幅に少なかったものの、競泳、柔道、女子レスリングの金メダル数はピタリと当てました。
予想していた陸上、男子体操、トランポリンが金メダルを取れませんでした。
他にもメダルには届かなかったけど、よく頑張った選手がいました。
女子サッカーチームやバドミントンのスエマエコンビ、フェンシングの太田選手は銀メダルを取りました。
射撃や女子トライアスロン、競歩、卓球、シンクロナイズドスイミング、女子体操もよく頑張ったと思います。
福岡県からもたくさんのオリンピック出場選手を出しましたが、今回の北京五輪でメダルを獲得したのは、ソフトボール金メダルの上野選手、藤本選手と女子柔道48kg級銅メダルの谷選手の3人でした。
いかに、オリンピックに照準を合わせて、心・技・体を最高潮の状態に持っていけるか、非常に難しいと思います。
欠場したマラソンの野口選手、大崎選手、腰痛の室伏選手、それに中国の110m障害の劉翔選手など、他にも万全な体勢でなく戦った選手は多かったと思います。
テレビでは、競技だけでなく、それまでの苦労話や家族愛など努力の陰にあったことも放映してくれるので、より感動を湧き起こしてくれる場合があります。
北京五輪は本当に感動のあるオリンピックだったと思います。
また4年後のロンドン五輪でも感動のある、子どもたちに夢を持たせるオリンピックにして欲しいと思います。
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