2007/09/01

国宝鑑真和上展

昨日、国宝鑑真和上展に行ってきました。

F1000378福岡市で本や洋服などの買い物をした後、夕方、開催されている福岡市博物館に行きました。
国宝鑑真和上展は、7月から開かれていましたが、開催期間の最後の方になってしまいました。(国宝鑑真和上展は、9月2日までです。)
歴史の教科書で、鑑真和上像や唐招提寺は写真に載っていますが、国宝級の木彫りの仏像や絵画、書、仏具装飾品など、間近にこの目で見るのは初めてです。

Img_5662鑑真は中国の僧で、船が難破しながらも数回の挑戦でやっと日本に着いて、仏教を広め、日本の僧に戒を与えたことは有名です。
でも今日こ の展覧会で初めてわかったことは、鑑真は55歳という高齢で日本に渡ろうと決心し、約12年もかかったことです。
ふつうは、歳もとって、中国でも高い地位にあって、今更日本に渡って仏教を広めようなんて事は思わないのではないかと思います。(安泰の生活を望むのでは)
この間に鑑真は失明しています。
自分を必要としているなら自分自身が日本に行くと決心して、長い年月をかけてそれを成し遂げたという実行力、意志は、今の人間に欠けていることだし、今にも通じることではないかと思います。

唐招提寺は、2000年から約10年間の歳月をかけて、平成の大修理に入っています。
明治以来100年ぶりの本格的な大修理です。
それに先立ち、調査で柱が内側に傾いていることがわかりました。
創建から1200年以上になる日本が誇る文化遺産を未来の世代に引き継ぐために、唐招提寺金堂の全面的な解体作業・大修理が始まっています。
私も微々たるものですが、ピンバッジを買って平成大修理の勧進とさせていただきました。

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2007/05/05

不思議トリックアート

大分県豊後高田市の昭和の町の中に「不思議トリックアート」というポスターを見つけました。

前を素通りした映画館に上の娘が行きたがって、帰る間際に私と上の娘とだけそこへ立ち寄りました。(他のみんなは一足先に駐車場の方へ歩いていきました。)
ついでに昭和の町とは関係なさそうだけど、ポスターに魅せられて「不思議トリックアート展」に行きました。
Img_5006Img_5008見た目の錯覚と分かっていても写真を撮ると面白い構図になる。
絵からはみ出す類が多かったけ ど、楽しみました。

海の魚たちが絵からはみ出して見える→

こんなのもありました。↓Img_5002bImg_5013bImg_5012bImg_5009b

写っているのは上の娘です。

それから左右に動いてみると、絵に描かれている水族館の水槽が立体的に動くものもありました。動画で見てください。↓

「suizokukann.AVI」をダウンロード

みんなを待たせているので、足早に回りました。もっとじっくり回りたかったなあ。

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2005/11/06

九州国立博物館

IMG_1670今日、九州国立博物館に行ってきました。九州国立博物館は、福岡県太宰府市、太宰府天満宮にほど近い所にあります。今日はあいにくの雨模様でしたが、九州国立博物館のガラスにはまわりの色づき始めた木々が やさしく映っていました。

IMG_1673九州国立博物館は、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館に次いで開館する、最も新しい国立博物館 です。
「日本文化の形成を、アジア史的観点から捉える」という、独自のコンセプトに基づき、展示を行うのみならず、文化財を守り、調査する博物館科学の現場としての、重要な役割を担って建設されました。

IMG_1678今、開館記念特別展として「美の国日本」が開催されています。歴史の教科書で見たことある貴重なものがたくさん展示されています。中でも狩野永徳の「唐獅子図屏風」は圧倒的な迫力で、これほど大きなものだったのかと魅了されます。また、金印「漢倭奴国王」は展示期間が11/4までだったので見られませんでしたが、金印「滇王之印」、金印「廣陵王璽」は見ることが出来ました。前漢、後漢時代のもので2200年も経っているのに金の輝きが印象的でした。他には金冠、風俗図屏風(松浦屏風)、四季花鳥図屏風、円鏡(宝相華螺鈿)、海獣葡萄鏡など鏡もたくさんありました。
常設展示はあれほど広いとは思わなかったし充実していました。
鑑定団にも出てくる「天目茶碗」とかたくさんの「火焔式土器」や教科書でおなじみの「蒙古襲来絵詞」を見ることができます。「蒙古襲来絵詞」(もうこしゅうらいえことば)は、「これが原本なのか」と、かすれたり、欠損している絵を見て感動しました。
あちこちにある映像もCGがあったりで面白かったです。特に阿蘇山が噴火して福岡まで火砕流が流れてくる映像は、楽しくてわかりやすかったです。

IMG_1671IMG_16721階の「あじっぱ」は、アジアの原っぱという意味で、子どものための展示室になっています。アジア5カ国とヨーロッパ2カ国(オランダとポルトガル)の遊びや服、日用品など子どもが触って体験出来るようになっていますので、子どものいる方にはおすすめです。

とにかく、人が多くてじっくり見て回ることが出来なかったのが残念です。また別の特別展がある時に来館したいと思います。

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