2007/01/31

ピタゴラ装置

ピタゴラ装置DVDブック①を買った。

NHKの子ども向け番組の終わりにちょこっとある、球がころころころがっていくやつ(「ピタゴラスイッチ」)です。
Img_4508大人が見ても面白いと思います。
ただ球がこ ろがるだけでなく、途中に鉄琴階段があったり、だるま落としがあったり、けん玉、分銅があったりして、ハラハラしながら、なるほどと思いながらいつも見ています。
ゴールしたら思わず手を叩いて拍手したくなる。
Img_4509よく見れば、力学的エネルギー保存の法則に則ってころがっている。
なんと大学の研究室でチームをつくり、合宿前にアイディアを出して競い合って、完成したそうです。
またいろいろな国で集めたパッケージや薬の箱、日用品や文房具がピタゴラスイッチの材料になっているそうです。
そんなところもDVDでじっくり楽しみたいと思います。
また来年度、3年生の「運動とエネルギー」の授業の導入で生徒に見せてもいいかなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/29

理科サークル忘年会

昨日は、毎年恒例の理科サークルの忘年会だった。

Img_4354今年は、 教授が予約した「だれやみ亭」という地鶏料理屋に集まった。
「だれやみ」とは、鹿児島、宮崎の言葉で「=疲れ止み」ということらしい。
1年間の疲れをこの店で癒して欲しいという意味でのネーミングだろう。

Img_4286いつものように全員が揃ったところで、今年の懺悔することと良かったこと、来年の抱負を語りました。
次にそれぞれ持ち寄った科学一発芸、科学マジックを披露しました。
理科サークルの集まりなんだから、忘年会もふつうの飲み会じゃなく、理科らしいものを用意しようと中村教授が提案してからずっと行ってきた。今年はどういうものが出てくるのかみんな興味津々である。

続きを読む "理科サークル忘年会"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/12/01

科学CD

科学CDが送られてきました。

「JTSバーチャル科学館」のCD-ROMを授業で使ってみようと思って、送付希望を出していたところ、今日送られてきました。
希望したのは、「惑星の旅」と「地球ガイド」と「<進化>って何だろう?」の3本です。

Img_4202「惑星の旅」は、探査機が捉え た太陽系の惑星の貴重な写真を映像化し、ナレーション付きムービーで海王星までの旅に出るもの。

「地球ガイド」は、地球に関する基本データをわかりやすくグラフ化して表現してある。

「<進化>って何だろう?」は、生き物の多様性を生んだ進化のメカニズムを、自然選択理論を中心に解説してある。
うちの学校は視聴覚関係の備品が少ない。特に理科は、使えるビデオやスライドなど全くない。だから、3本とも使うのが楽しみです。

他にもたくさんのCD-ROMがあって、教育目的で使用するのであれば、送料のみ着払いで、CD-ROMは無料で送ってくれる。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006/05/16

ヒトゲノムマップ

学校司書の先生から「こういうポスターはいりませんか。」と問いかけられた。

Img_3132_2 学校の図書室に貼るポスターとして、ヒトゲノムマップが届いたそうだ。
「あまりにも難しく専門的なものなので、図書室に貼るよりも理科室に貼ってください。」というわけで、こ のポスターをいただきました。

小さな字で書かれてあるので、理科室に貼ってしまうとなかなかじっくり見ないと思うので、貼ってしまう前に見てみた。
Img_3133_1ヒトの染色体は46本あり、長いものから順に1~22番と名付けられた22種 類の常染色体とXおよびYと呼ばれる性染色体があります。
男性は常染色体を2セットとX、Yを1本ずつ、女性は常染色体を2セットとXを2本もっています。いずれの場合も合計は23対、46本になります。
私たちは父親と母親から23本ずつの染色体を受け継いで生まれます。
それぞれの染色体には、長い二重らせん形のDNA(デオキシリボ核酸)が1本ずつ折り畳まれて収納されており、23本すべてをつなぐと1mにもなります。
ゲノムとは、この23本のDNAに含まれる遺伝情報全体(すべての遺伝子と非遺伝子領域を合わせた情報)のことなのです。
ヒトゲノム全体に含まれる遺伝子の数は、約26800個であると推定されています。

それぞれの遺伝子情報を見ていくと、興味を引くものがありました。
Img_3136第7染色体上・・・FOXP2(発話と言語に関わる遺伝子)、同じ遺伝子をヒトとチンパンジーで比較すると、2塩基のみが異なることがわかっており、この差がヒトに優れた言語能力をもたらした可能性がある。
第9染色体上・・・ABO(ABO血液型遺伝子)、赤血球に目印をつける酵素。
第12染色体上・・・ALDH2(アルデヒド分解酵素2)、お酒に弱い人は、この酵素のはたらきが弱い。
第17染色体上・・・PER1(体内時計調節タンパク質)、体内時計をコントロールするタンパク質。睡眠、血圧、体温などのリズムを約24時間周期で調節している。
Img_3137第21染色体上・・・SOD1(活性酸素除去酵素)、活性酸素を除去する酵素。活性酸素はDNAにキズをつけて細胞をがん化させたり、生体組織や細胞にキズをつけて老化させたりする。

このヒトゲノムの研究を病気の診断や治療、薬の開発などに加え、農業、環境、工学などの分野で新技術の開発や異分野間の融合研究などが進みつつあるそうだ。
でも遺伝子治療をして本当の自分でなくなるんじゃないかという疑問やクローン動物をつくったり、遺伝子組み換え作物を作ったり、何か危険な感じもしないでもない。
倫理より技術が先に行かないように、 みんなの目が大切だと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/18

電気くらげの実験

2年生は電気の単元から理科の授業をスタートした。

まずは静電気の実験からで、電気くらげの実験を演示して見せた。
1.ビニールひもの片方を結び、細かく裂いてクラゲみたいな形を作る。
2.ティッシュでよくこする。
3.塩化ビニル管もティッシュでよくこする。(パチパチと音が出る)
4.クラゲの方を上に投げあげ、落ちてきたところを塩化ビニル管で受け止めようとすれば、反発してクラゲは浮き上がる。

Img_2953Img_2956Img_3016バランスが取れ れば、クラゲの方はいつまでも宙に浮き、不思議な光景が見られる。
生徒の前でやったら静電気とは分かっていても不思議がっていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/27

科学手品披露

昨日は、理科サークルの忘年会だった。この理科サークルも起ち上げてから8年目になる。毎月一回の例会をしているのだが、12月の例会は忘年会と決まっている。ただ忘年会をするだけではおもしろくないということで、せっかくの理科サークルなんだから、一人一つの科学手品か科学に関する一発芸をすることにして、例会に代えている。

それぞれがみんなをびっくりさせる?ネタを仕込んで、指定の焼とり屋に集まった。
教授は、今回3つのネタを持ってきたと自慢げに話している。そのそばで、「また、手首にコインを置いて、(広げた指を織り込む時に)コインが跳ねるなんてのはダメですよ。」とつっこまれている。
生ビールで乾杯。近況を話したりして、しばらく歓談をした後、いよいよ科学手品の披露になった。
今年は目の錯覚やだましっぽいのが多いなあ。
IMG_2497IMG_2499IMG_2500IMG_2501ある女性の 先生が披露した「ひっくり返すと描かれていた絵や字が消える紙」。子ども相手に驚 かすのにちょうど良さそうである。2つの厚紙を3つの紙で巻くようにつなげば、出来上がる。冬休み中に作ってみよう。

IMG_2502今度は男性の先生が披露した「厚紙のプロペラの真ん中にクリップの針金を通し、何かを使ってこのプロペラを回す」というもの。答えは、百均で売っているマッサージ器を針金に当てるだけで、その振動でプロペラが回り出す。

科学ではないが、こんなクイズ問題もあった。
野<紫<樋<□、□の中には何が入るか?
ヒント① ちょっと前までは、夏<新<聖でした。
ヒント② 紫はなかなかお目にかかれません。沖縄に多いかも。
ヒント③ ちなみに私の場合は、野はたくさん持っています。□は少しだけ。紫は、家に少し持っています。

答えは・・・

続きを読む "科学手品披露"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/05/27

今どき静電気

今朝、車から降りるときドアを閉めようとして、ビリッときた。
静電気の痛みを感じたのだ。

えっ、冬の乾燥している時期ならあり得るけれど、今どき静電気?と疑った。確かにここ数年、私は夏場でも静電気を感じる事が多くなっていた。この頃天気がいいから?乾燥している日々が続くから?そういう理由もあてはまるかも知れませんが、もっと大きな原因があるのでは?

そう、私が年を取って、指先が乾燥してきたからかも。

印刷された1枚1枚の紙を取っていって冊子を作る作業をするとき、なかなかすべって紙が取れないと「指が乾燥して、もう年を取ったんやね。」っていうときがあります。
私も数年前は、こんなに静電気が体に溜まる方じゃなかったんだけどね。年を取っただけじゃなく、何か他にも原因がありそうです。調べてみると血液がどろどろだから・・・というのも原因に挙げられるかも知れません。食生活をきちんとしないと行けません。タマネギをたくさん摂ろう。

とにかく、夏場でも静電気に悩まされるなんていやですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/26

工夫のある実験室

体育祭の代休中、理科サークルの例会があった。

今回は、ある会員の勤める中学校の理科実験室を会場として、工夫してあるところをいろいろと見せてもらった。
まず一つ、生徒の家でいらなくなった中古品を実験室で活用しているところである。
・5台のテレビをコードでつなぎ、生徒が見やすいところでビデオやDVDが見られる。
・電気ポットや電気炊飯器をカルメ焼きで使った道具を洗うために使っている。(水道の水は冷たいので、砂糖がとけてこびりついたものはなかなか落ちない。それでポットに水を入れ、温めながら洗い落とすため)
・お風呂マットを切り、流しに敷いている。(ガラス類を洗っていて、手がすべって落としても割れない)

二つめ、生徒が理科に親しめるように実験室のサイドにはいろんなものが置いてある。
セイロンベンケイ(無性生殖で、葉から新しい個体が出てくる)→「家で育ててみませんか」として、持って帰っていいようになっている。
・カエルの解剖の写真→実際に解剖実験したときの写真を飾ってある。
・化石→大きなルーペを固定していて、のぞいて見られるようになっている。
・科学百科事典や科学雑誌→自由に見ていいようになっている。

三つめ、実験で使う道具を実験ごとに透明の衣装ケースの中に入れ、棚に収めている。

また今回は、1年の単元にある「光・音・力」について、一人ひとり発表・提案をしてもらった。
IMG_0377その提案・発表の一つ「ゴムホースを使って、距離の違いによる音の伝わる時間差を感じる実験」があった。最初、ホームセンターで買ってきたまま(ホ-スが丸く巻かれたまま)実験してみたが、音が小さくよく分からなかったが、ホースを廊下に出して伸ばして行ったところ、距離が長い方がかすかに音が遅れて耳に伝わってくる事が分かった。素材がゴムだと音が吸収されて、大きな声(音)を出しても距離が長くなると伝わりにくい。素材が金属の方がよいのだが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)