越本隆志さん講演
昨日の研究発表会で、研究の概要説明を発表した後、講演がありました。
講演をお願いしたのは、第34代WBCフェザー級ボクシングチャンピオンの越本隆志さんです。
「あきらめない心」と題して講演をしていただきました。
今まで日本で、50人くらいボクシング世界チャンピオンになっていますが、福岡県で世界チャンピオンになったのは、越本隆志さんしかいません。
しかもこの福岡県の地方の小さなボクシングジム(お父さんが経営)から世界チャンピオンが生まれました。
また、このタイトルを取ったのは、35歳24日で、これは日本人最年長に当たる記録です。
そして、このフェザー級の日本人チャンピオンは、柴田国明さん以来34年ぶりだったそうです。
越本さんは、今はお父さんが創設した「Fukuokaボクシングジム」の会長職を引き継いで、後進の指導に当たっていらっしゃいます。
講演の前に、私が越本さんを紹介するという大役を仰せつかりました。
ひっかりなく紹介することができホッとしました。
講演は、「試合に臨む控え室では、逃げ出したくなるくらいに怖くなる。
でも今まで、いろいろなものを我慢して、一生懸命練習を積んできたし、苦しい減量もした。
そして何より自分のためだけでなく、自分を応援してくれる地域の人、大勢の人の為に勝たなければならないんだと自分に言い聞かせて、リングに上がった。」そうです。
私も生徒を教える指導者として、部活動の試合や試験、学校行事などの本番に向かう生徒へ精神の持ち方、鍛え方をこの講演で学ばせていただきました。
本当に感銘しました。また、チャンピオンを奪取したときに、チャンピオンベルトを巻いてもらいますが、あのチャンピオンベルトは前のチャンピオンのもので、後で返すそうです。
その代わり、WBCのメキシコ本部からチャンピオンベルトが送られてきますが、それは約2000ドル(約20万円)で買うことになるそうです。
講演後、色紙にサインをしてもらいました。
グッズとして、タオルを買いましたが、タオルに書かれている54という数字は、越本のこ→5、し→4を意味します。
越本さんが選手時代の応援団体「チーム54」です。
なかなか気さくな優しい方でした。
以前、このブログで越本隆志さんが世界チャンピオンになったときのことを記事に書いています。
(「福岡から世界チャンピオン誕生」2006/01/29)
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