2008/11/01

越本隆志さん講演

昨日の研究発表会で、研究の概要説明を発表した後、講演がありました。

P1000995講演をお願いしたのは、第34代WBCフェザー級ボクシングチャンピオンの越本隆志さんです。
「あきらめない心」と題して講演をしていただきました。
今まで日本で、50人くらいボクシング世界チャンピオンになっていますが、福岡県で世界チャンピオンになったのは、越本隆志さんしかいません。
しかもこの福岡県の地方の小さなボクシングジム(お父さんが経営)から世界チャンピオンが生まれました。
また、このタイトルを取ったのは、35歳24日で、これは日本人最年長に当たる記録です。
そして、このフェザー級の日本人チャンピオンは、柴田国明さん以来34年ぶりだったそうです。
越本さんは、今はお父さんが創設した「Fukuokaボクシングジム」の会長職を引き継いで、後進の指導に当たっていらっしゃいます。

講演の前に、私が越本さんを紹介するという大役を仰せつかりました。
ひっかりなく紹介することができホッとしました。
講演は、「試合に臨む控え室では、逃げ出したくなるくらいに怖くなる。
でも今まで、いろいろなものを我慢して、一生懸命練習を積んできたし、苦しい減量もした。
そして何より自分のためだけでなく、自分を応援してくれる地域の人、大勢の人の為に勝たなければならないんだと自分に言い聞かせて、リングに上がった。」そうです。
私も生徒を教える指導者として、部活動の試合や試験、学校行事などの本番に向かう生徒へ精神の持ち方、鍛え方をこの講演で学ばせていただきました。
本当に感銘しました。
P1010011また、チャンピオンを奪取したときに、チャンピオンベルトを巻いてもらいますが、あのチャンピオンベルトは前のチャンピオンのもので、後で返すそうです。
その代わり、WBCのメキシコ本部からチャンピオンベルトが送られてきますが、それは約2000ドル(約20万円)で買うことになるそうです。

P1010036講演後、色紙にサインをしてもらいました。
グッズとして、タオルを買いましたが、タオルに書かれている54という数字は、本のこ→5し→4を意味します。
越本さんが選手時代の応援団体「チーム54」です。
なかなか気さくな優しい方でした。

以前、このブログで越本隆志さんが世界チャンピオンになったときのことを記事に書いています。
(「福岡から世界チャンピオン誕生」2006/01/29)

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2008/06/14

生き方が変わるオリンピックはすごい

今週、オリンピックに出場した経験のある高校の先生の教育講演を聴く機会がありました。

その高校の先生は、1992年のバルセロナオリンピックに柔道95kg級で出場した甲斐康浩先生です。
バルセロナオリンピック(スペイン)というと、今から16年前、水泳の平泳ぎで、岩崎恭子選手が中学生にして、金メダルを獲得したオリンピックです。
あの時の「今まで生きてきた人生の中で、一番幸せです。」という言葉が印象的です。
他に柔道で、古賀稔彦選手と吉田秀彦選手が金メダルを獲得しています。
日本の金メダルは、この3個だけでした。
柔ちゃんこと田村亮子選手は、初めて出場したオリンピックで残念ながら銀メダルでした。
また、男子バレーボールが6位で、この時以来北京オリンピックまで出場できませんでした。

P1000125甲斐選手は、小学校3年生から柔道を始め、中学、高校と福岡県一、全国一をめざし、その夢(目標)を一つずつ成し遂げ、その結果オリンピックの舞台に立つことができたそうです。
オリンピックでは、7位入賞でしたが、柔道と言えば日本のお家芸であり、メダルを取ることが絶対条件のプレッシャーがありました。
「行きはよいよい、帰りは怖い」
楽しんだ天国のようなオリンピックも日本に帰ってから地獄だったそうです。
オリンピックに行くときの待遇と全然違う、見向きもされない、苦しい経験を味わったそうです。
生き方も、今まで割と順調に進んできて、オリンピックで初めて挫折を味わったそうです。
それからは、「勝ってこそ負けた相手のことを思いやり、謙虚な姿勢を忘れない」ようにしたそうです。
一般人が経験できないオリンピックのことも興味深く話していただきましたが、「何事も素直で礼儀正しく、情熱を持って取り組めば成就する」こと、そして何より「夢(目標)を持って頑張ることの大切さ」を教えてくださいました。
これから、謙虚に一生懸命、仕事やいろいろなことに頑張りたいと思います。
講演を聴いて元気をもらいました。

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2007/08/08

県人権同和教育研究集会夏期講座参加

県同教研究集会夏期講座に参加しました。

Img_5296市からの案内が8:30からの受付だったので、9:00から始まるのだろうと思って家を早く出たのに、10:00開始ということで損をした気分です。
全体会は地球や人に優しいコンサートで、しんみり来ました。
分科会は、障害者差別についてを選択して、聞きに行きました。
世の中は、多数者原理で成り立っているのが寂しいです。
障害者でも苦労せずに生活できる世の中を作っていく一人ひとりの気持ち・考えが必要なことを痛感しました。

ここ会場は、福岡市にある「アクロス福岡」です。
大きな空間吹き抜けとヒートアイランド対策の植物が建物の南側に生えています。

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2007/06/16

理科サークルに期待する

今日は、区教育懇談会総会・研修会に出席した。

今年度のサークルの活動計画を発表した。
それから教育事務所の主幹指導主事の講演があった。
教育改革の動向から自分自身の授業作り・学級作りを見直すことのできる話だった。

その後、懇親会で市の教育長や講演をしていただいた主幹指導主事の所へお酒を注ぎに行き、いろいろと話をした。
理科サークルに期待することを言われた。
確かにこの区では中学校のサークルはあまりない。
しかも専門教科を勉強しているサークルはない。
この区では先駆的とまで言われた。
でも他の地区や他の県では、理科サークルで研修を進めているところはたくさんある。
我がサークルも10年目になったが、まだまだだ。
期待するなんて言われても・・・。
他の教科で、自主サークルが立ち上がるのを期待したい。

でも今日の懇親会で、小学校の先生方や行政の方といろいろ話ができて良かった。
いろいろと聞いた話を明日からの活力にしたい。

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2007/02/20

バラって

今日の「人権教育の考え方・進め方」の講話の中で、印象に残ったことがあった。

学力形成と家庭・地域の文化の在り方との相関の話の中で、生活体験の違いから学びには個人差が生じてくるということで、その例としてこういう話を挙げられた。

小学校の数の学習で、「お姉さんがバラを3本買ってきた。その後、お父さんがバラを5本買ってきた。さて全部で何本になったか。」
Img_0349これを「それじゃあ、何本になったか絵を描いて示してみよう。」ということになった。
ほとんどの子は、薔薇の花を描いて答えを示した。
ところがある子は、薔薇の絵を描いていない。
どうしたのかと描いたその絵をよく見てみると、

続きを読む "バラって"

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2007/01/19

区人権・同和教育実践交流会で実践発表

今日、区の人権・同和教育実践交流会がありました。

第2分科会の「人間関係づくり」で、「A君を考えた学級づくり」という題で発表しました。
年末に実践発表をするようにお願いされ、最初はあまり考えないで了承していましたが、当日が近づくとレポート作成や資料の準備など、否応がなしに緊張感が高まりました。
区内の中学校10校と小学校22校から出張で来られた約70名の先生方の前で発表したわけですから大変でした。
内容はA君という非言語性LDの生徒をからかいやいじめから守り、みんなで理解し、A君に限らず生徒一人ひとりが輝く学級づくりに取り組んだことを発表しました。
交流会の中で小学校の先生も中学校の先生も学級の中で一人も疎外感を持つ生徒がないように学級づくりをしていくのに苦労していることがわかりました。
そしていろいろな先生から学級づくりのヒントをいただきました。

「教師だけがいじめを撲滅できる」
この言葉にも感銘を受けました。
そのためには、信頼というキーワードのもと、①教師と子どもの信頼、②子どもと子どもの信頼、③教師と家庭の信頼、④教師と教師の信頼が必要だということ。
医者は、目で診る(目診)、手で診る(触診)、聞いて診る(問診)、カルテを作るが、教師は、目で見ることはする、スキンシップはする、学校生活アンケートを採ったりするが、なかなか小中交流(連携)をして、その子の指導のデータを交流したりはできていない。
それがこれから大事だということも学びました。

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2006/12/13

ピアノ音楽教室

毎週水曜日、娘たちは習い事に行く。長女が習字、次女がピアノ。

F1000283bいつも妻が送り迎えをしているのだが、帰りが遅いということなので、今日は私が次女のピアノ教室へ送り迎えをした。
ピアノを習い始めたばかりで30分のレッスンだが、8~20小節くらいの短い曲を3、4曲弾く。
私はその間ずっと、ピアノの側の椅子に座って、その練習風景を見守る。
次女は家でも良くピアノの練習をするが、レッスンでは緊張するのか、なかなかスムーズに弾けない時がある。
声を出さずに「頑張れ!」と心の中で応援する。
頑張って弾いたらピアノの先生から褒めてもらえる。
好きで通い始めたピアノだが、ある程度まで続けて上手になればいいな。

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2006/10/22

県同教大会参加

Img_4029Img_4034第45回福岡県人権・同和教育研究大会に参加しました。

今日は田川市の各会場で分科会がありました。
私は面白そうだなと思って、「企業とのネットワーク」という分科会に足を運びました。
「コクヨ」「NTTドコモ」が社会貢献という立場 で商品開発して、誰でもが便利に使えるものや子どもの安全を考えたものなどの発表を聞きました。

Img_4026今まで「ユニバーサルデザイン」「バリアフリー」を区 別してなかなか説明できませんでしたが、この分科会ではっきりしました。
「ユニバーサルデザイン」=文化・言語の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。
日常のものでは、缶酎ハイのリングプルの横に書かれた点字やシャンプー、リンスの識別凹凸などがあります。
「バリアフリー」=障害者を含む高齢者等の社会生活弱者が社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くための施策、もしくは具体的に障害を取り除いた状態をいう。

Img_4031Img_4032「コクヨ」は、カド消しや力のあまりいらないステープラー、すぐはずせる超強力マグネット、目盛りが見や すい定規、指先に針が触れにくい押しピ ンなどが展示してありました。
「NTTドコモ」は、子どもの居場所がわかり、緊急メールを送ってくれるキッズ携帯の説明などがありました。

Img_4035_1県同教大会も部落の歴史や地域・学校の取り組みだけでなく、企業とのネットワークという切り口から人権・同和教育を考えるという分科会を設けたことは素晴らしいと思いました。
「コクヨ」のユニバーサル商品詰め合わせセット(1000円)を思わず買っちゃいました。

Img_4030_1もっと弱者の生活に目を向け、みんなで障壁を解決していくために美術や技術の教科でもユニバーサルデザインのものを考えて形にしていく 授業が行われればいいと思います。

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2006/08/05

区教育懇談会総会・研修会

今日は午後から区の教育懇談会総会・研修会だった。

私はサークルの代表として、今年度のサークル活動計画について発表した。
その後、「区の教育に求められる学習指導・学級経営」と題して、シンポジウムがあった。
シンポジストの3人はいずれも小学校の先生だったが、学習指導、学級経営、学習規律とも中学校に共通する内容だったので役に立った。
ただ附属小学校の話であるので、普通の公立校では、その指導に漏れてくる子どもが中学校に上がってくる。
なかなか人の話もきちんと聞けない生徒がいる状態で、教科指導は難しい。
教科指導だけでなく、学活や学年集会も難しい。
まあ小学校だけでなく、小・中一貫して学習規律などは指導していかなければならないのだろうけれども、ある程度は小学校で基本的な学習規律は指導してもらいたいなあと思う。

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2006/08/03

はい、そうです。

教師の社会体験2日目です。

昨日と同じように研修室に集まってから各自の売り場へ向かいました。
今日は昨日よりお客さんが少なく、あまり忙しくはありませんでした。
私の配属された売り場は「夏のギフトコーナー」です。
株式会社イズミで使っている社内用語を教えてもらいました。
1番→食事2番→トイレ、でもこれはモスバーガーでも他のデパートでも使っていると思います。
生徒の職場体験で聞いたことがあったから知っていました。
また、あるデパートでは音楽に「雨に唄えば」が流れたら、外は雨が降り始めたことを意味するので、包装を雨に濡れても平気なものにするとか雨傘を入れるビニールを用意するといった具合にお客さん第一に考えたサービスが始まるのです。
また、今日の目標売り上げに到達したら、決められた曲を流すとか・・・。

笑ったら失礼になるので、こらえていましたが、お客さんがギフト商品のカードを持ってきたら、お送りするのかお持ち帰りかを聞きます。
「大栗(お送り)ですか?」「いえ、これはメロンです。」
「配送ですか?」「はい、そうです。」

食肉ハムのコーナーに立っている等身大ポスターの田村正和に、お客さんと勘違いして、「いらっしゃいませ。」を危うく言いそうになりました。

Img_3477それから、ギフト商品の包装ができるように、いろいろと教えてもらいながら、だいたい直方体の商品は無難に包装できるようになりました。
ただ商品がたくさんあって、どこにどの商品があるのか把握できていません。
明日が最終日なので、知り合いの先生が生徒を連れて来ることがないように願いながら 頑張りたいと思います。

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