2007/02/26

松苗植樹

今日、松苗植樹があった。

1602年、福岡藩主の黒田長政がクロマツを植樹してから約400年になる。
その昔から潮風や砂、津波などの災害をこの松原が守ってくれた。
しかし近年、松原がマツクイムシの被害に遭ったり、下草が茂り、蔓が伸びたりして、日が当たらなくなってしまい、多くのマツが枯れ始めた。
松原にゴミが捨てられ、景観が悪くなった。
Img_4639このままではいけないということで、松原保存会が結成され、後世に美しい松原を残そうとクロマツの植樹を12年前から始めた。
植樹の本数は、今までに枯れてしまったマツの2万本に達した。

Img_4647今日は総合的な学習の時間で、小中学生が一本一本丁寧に松苗植樹に精を出した。
最後に松苗の側に竹をさして、赤いビニールひもで結ぶ。
Img_4641松苗植樹をきっかけに、自然を愛し、郷土を愛する気持ちを持ってくれたらと思う。
そして、白砂青松の美しい松原を郷土の宝にしてもらいたい。
Img_4651今日は、松苗植樹に地元のテレビ局や県庁からの取材もあった。
この様子は後日、3月になってテレビ番組で放映されることになっている。

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2005/07/14

知床が世界自然遺産に

20050714-02577583-jijp-int-thum-001-small南アフリカ・ダーバンで開かれている「国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)」の第29回世界遺産委員会で、北海道・知床の世界自然遺産への登録が決まった。

日本の自然遺産は、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森、秋田県)に次いで3件目だ。海洋を含んだ日本の自然遺産は、知床が初めてになる。

知床は北半球で流氷が接岸する南限で、豊かな海と原生的な半島の 自然が織りなす生態系が評価されたそうだ。

でも、浮かれてばかりはいられない。
人慣れしたヒグマと観光客の接触の危険(近年、事故は起こっていないというが)
森の樹皮を食い荒らすエゾジカの食害
オオワシなどがハンターに鉛弾で撃たれたエゾジカを食べることによる鉛中毒など

知床が抱える課題は多い。

誰もが世界自然遺産に登録されるような、素晴らしい自然が残る知床に行ってみたいと思うものだ。私も6年前の夏に友人家族と北海道を旅した時、知床まで行って自然を満喫したいと思った。しかしその時は結局、時間の関係で網走市や小清水原生花園までしか行けなかった。

知床は、これからさらに押し寄せる観光客からいかに自然を守るかが、大きな課題となる。世界自然遺産に登録されることは、同時に多くの責任を背負うことでもある。
素晴らしい自然は死守してもらいたいが、封印する事ではなく、本当の自然を味わいたい人のためにエコツアーの充実も図ってもらいたいものだ。

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2005/04/09

さくらづくし

F1000025  今日の午前中は、部活動の練習をした。といっても、体育館は昨日の入学式で椅子が出されたままなので使えない。ちょっと海岸でトレーニングをさせようと学校を出た。

潮は満ちてきていたが、F1000023トレーニングするだけのスペースは十分ある。ダッシュを何本かさせるだけでもう汗ばんでくる。靴の中に砂が入り込んでくる。今日は天気がいいし、気温も相当上がりそうだ。近くのの名所は花見客でいっぱいだろう。

IMG_0153さくら」と名が付くのは、花見客が目指している桜だけではない。この渚には「綺麗なさくら」があった。「さくら貝」だ。貝殻でしか見たことはないが、薄くて崩れやすくピンク色がほのかに美しい。私が好きな貝の一つだ。しかし最近、この「さくら貝」をよく見 ると小さな穴が開けられているのに気づく。「ツメタガイ(別名シーギャング)」と呼ばれる巻き貝が、砂中にすむ二枚貝や巻き貝を抱き込んで、これに穴を開け中の肉を食べてしまうのだ。よく海岸にある喫茶店で、小さなビニール袋にさくら貝を入れてお土産に配っているが、知らない人はネックレスにしやすいように貝に穴を開けてくれていると勘違いする。

このあと、もう一つのさくらに会いに行こうとお魚市場へ行ったが、「(さくら)鯛」には会えなかった。マダイの鮮やかな桜色に惹かれるものがあって、「サクラダイ」とか言ってるけど、実はまちがいで、「サクラダイ」とはスズキ科の別の魚で、食用にはなるがあまりおいしくないらしい。

さくら・・・サクラエビ(駿河湾が名物かな)、サクラソウ、桜肉(馬の肉、熊本産がおいしい)

桜満開の今日、他のさくらも綺麗だし、おいしそう。春はまさに桜色

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2005/04/04

F1000019新学期準備の忙しい中、昼食に注文した弁当を持って、学年の先生方と近くの神社の公園へ花見に行きました。
桜はまだ三分咲き程度でしたが、心地よく日が照って少しのんびりできました。

昨日の午後、急に寒くなってあられが降ったのにはびっくりしたけど、今週は気温も上がって桜の花も一気に開くそうです。
8日の入学式頃は満開かな。

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2005/04/02

春、子供の頃

3月、学年末の忙しい時期に教頭と他4人の先生方と昼の食事に行った。
天気が良く、学校で新年度の教育課程編成や校内人事の仕事をほっぽらかして、のんびり散歩か昼寝でもしたい気分だった。
ふと教頭が、「カエルの卵いらんね。」と聞いてきた。「家に取って来とっちゃんね。」
一人の先生Aが「いりません。」「でも子供はそんなの好きやね。」という話から子供の頃、動物で遊んだ会話になっていった。
先生A「小さい頃は生き物と遊ぶのが楽しかった。」
先生A「カエルの口に2B弾?(私は知りません、爆竹みたいなもの?)を入れて爆発させてた。」
先生B「それ、遊ぶんじゃなくていじめよるんじゃない?」
女の先生Cも「そういえば、小さい頃カエルの卵をスライムみたいに両手で握ってぐちゃぐちゃしてた。」
教頭「子供は観察好きだから、オタマジャクシを家に飼ったらずっと見よるよ。少しずつ変化するのが楽しくて。」
「カエルの脚が生えるのは、前足が先か後ろ足が先かって。」
女の先生C「ああ、アリの行列をじっと長い時間見てた。」と言った。
私は「そうそう、そしてアリの一匹をひょいとつまんで、クモの巣に引っかけてた。」
「小さい頃にそういう遊びをしないと、命の尊さはわからん人間になる。」と私は思っていることを言った。
先生A「かくれんぼでも山に入って、見つからないようにじっとしてたらヤブ蚊がたくさん止まって、ものすごくかゆかった。それでも我慢してじっと声も出せんかった。」
まだ20代の女の先生は、幼い頃は都会で育ったらしく、そういう経験があまりないようだ。
みんなの話に耳を傾けて、時々一緒に笑っていた。
私は、その話題については、まだまだネタはあるのだが、時間がなくてもうそれ以上は話さなかった。
(「ハエを捕まえて、ビニール袋に入れて・・・」「カマキリを水の中に・・・」など)
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4月、春、天気がいい。
部活も休みにしたし、春の風を感じに公園でも子供を連れて遊びに行こうか。

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