2007/08/28

皆既月食

今日は、満月で皆既月食が見られました。

Img_5620福岡では、日の入りが18:50、月が昇る時刻が18:47で、月が昇る頃にはもう皆既月食として見られます。
そして19:37が皆既食最大となり、皆既食の終了が20:23の予定になっています。
Img_5637部分月食は、21:24まで続きます。

肉眼では、皆既月食は赤い月としてよく見えました。
Img_5636これをデジカメで撮るにはどうしたらよいか。
いままで、デジカメで撮った月や夕日、金星などは小さすぎてよく見えない写真になっていました。
今回は、デジカメの説明書をよく読み、シャッターを15秒間で切るようにし、デジカメ11倍で撮ってみました。
手持ちだとブレてしまうので三脚を使いました。

Img_5635そうすると、肉眼で見た皆既月食が割とよく撮れました。
(20:05頃、撮影した皆既月食)
もちろん望遠は使ってないので、詳しくはわかりませんが、自分では満足です。

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2006/11/12

ラミネーターを使って

学校にはあるんだけど、我が家にも一台「ラミネーター」を買いました。

Img_4110学校では、朝や帰りのHRで使うプログラムや理科の時間に生徒に見せるデジカメの顕微鏡写真をなどをラミネートにしたことがあります。
我が家で買っていれば、休みの日にわざわざ学 校に行かなくても家でできるし、子どもの作品などをラミネートすることもできます。

学校でする時間がないため(ほとんど毎日、空き時間が1時間しかない)、授業で使うカードを家で作りました。
Img_41163年生の「地球と宇宙」の単元で「四季の星座の移り変わり」を学習しますが、その時に使う1ヶ月毎の星座の位置をシミュレーションで動かしたものをカードにしました。
3枚のカードで、星座の移り変わりを生徒に考えてもらいます。
本当は星座の観測を生徒にさせればよかったのですが、すべての生徒ができないだろうし、天候で左右されるから、こういう方法をとりました。
学習の後、生徒には興味を持って星座を観測するように言いたいと思います。

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2006/10/08

福岡タワーから立待月

妻の大学時代の恩師が亡くなられたので、通夜に福岡市まで出てきました。

妻を斎場まで送った後、娘たちと一緒に時間を待ちました。
車を止めるところがなかったので、そのまま運転していくと福岡タワーの近くまで来ました。
Img_3916_1夜に娘たちは福岡タワーに登ったことがありません。
それで福岡タワーに登ることに決めました。

特に今夜は景色がすばらしかった。
Img_3914_1福岡タワーから福岡市の夜景がきれいに見えました。
特に福岡ヤフードームやシーホークホテル福岡の方を見ると、十七夜の立待月が浮かんでいました。
夜景や車の流れに月齢16.0の立待月はとてもきれいでした。
Img_3934Img_3931娘たちも素晴らしい景色に感動していました。

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2006/10/06

風雲の中の名月

Img_3905今日は旧暦の8月15日で中秋の名月にあたります。

学校給食にも今日の献立に「お月見大福」がありました。
「お月見大福」は、中身が栗あんで冷凍してあって冷たかった。
夜、台風の影響か強い風で雲がどんどん飛ばされていきます。
風雲の中、中秋の名月が見えました。
白い輝きがとても綺麗です。

でも月齢は、14.0。
明日10月7日が月齢15.0で、ちょうど満月なのになあ。

月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月   
                                                   詠み人知らず 
(「月」が8回あり、「この月」が8月であることを示している)

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2006/01/20

冥王星へ

私立高校受験を前に、3年生の理科の教科書での学習ももう少しで終わるところまできた。

taiyoukeiつい最近、「地球と宇宙」という単元が終了した。単元の終わりの方で、少し丁寧 に太陽系の惑星について説明をした。
人は幼い頃から、宇宙について興味を持ち始める。私たちの頃はアニメで「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道777」があって、それを観て、まだ未知なる宇宙や星について興味を持った。
それが現実に探査機「ボイジャー2号」によって、木星の衛星「イオ」に火山活動が発見された。土星の環は、岩石と氷のかたまりでできていることがわかった。海王星に見える白い雲はメタンが凍って浮かんでいることがわかった。今から20年くらい前のことである。

しかし現在、太陽系の一番外側を回っていることになっている惑星「冥王星」は、1930年に発見されたが、その遠さと暗さのためほとんどわかっていない。太陽系の惑星に含めていいのかどうか疑問に思っている科学者もいる。また、「冥王星」の外側に10番目の惑星が見つかったというニュースが昨年夏、報道された。

そんな中で19日午後2時(日本時間20日午前4時)、太陽系で唯一の未探査惑星「冥王星」への初接近を目指す米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」がフロリダ州のケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げられた。
meiousei探査機は、まず木星に近づき、重力を利用して加速。9年半をかけ、2015年7月に地球から約49億キロ離れた「冥王星」に、約1万キロまで最接近する計画だ。成功すれば米国は、地球を除く太陽系全惑星の探査一番乗りを達成することになる。

10年後、私は理科教師として生徒に天体のことを教えているだろうか。その時は今まで謎だった「冥王星」のことを詳しく説明しているのだろうか。

 

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2005/12/05

月冴える

今日から進路決定の三者面談が始まった。毎年、この三者面談の頃になると冷え込む。

この冬一番となった寒波の到来で、今朝の最低気温は山口市で氷点下0.2℃、北九州市1.1℃、福岡市3.0℃など、1月中旬から下旬の真冬並みの冷え込みとなった。
理科室の温度計も外部気温1.6℃の記録が残った。そして最高気温も8.1℃までしか上がらず、日中降雪が見られた。今週いっぱいは寒さが続くという。

IMG_2425帰りの車の中で、白い月を見た。日が落ちて急に冷え込んだ空気のせいか白さが際だっている。そしてその横には金星が見えた。
三日月と金星のランデブー。マンションの灯りよりも冷たく明るい。

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2005/11/25

校内授業研究

今日、校内授業研究があった。2年生の1クラスでは英語の少人数授業を、3年生の1クラスでは理科の少人数授業をし、あとのクラスは自習にして、全教師がその2クラスに別れて授業参観した。

理科は天体の単元で、地球と太陽の位置関係から、地球上の方位や時刻がなかなか理解できない生徒の基礎クラスと理解できている生徒の発展クラスとに分けて行った。
前時に簡単なテストとアンケートを行い、基礎クラスを12人、発展クラスを19人に分けた。
IMG_1746IMG_1744前日までに別のクラスで二度、今日の少人数授業を行っていたこともあり、その反省から学習プリントや板書を少し工夫して、授業に臨むことができた。そして何よりも生徒がよく活動してくれた。
私が、この授業研で他の先生方に見てもらいたかった所は、少人数授業で、それぞれの生徒に合った教材を用いて授業を行うことで、積極的に生徒が活動し、お互いに教え合いながら理解を助けるという所だ。

IMG_1755IMG_1748授業が終わってからの協議の中で、県の指導主事の先生にも「モデル教材がそれぞれのクラスにとても有効だった。」「どの生徒もモデルを扱い、積極的に活動していた。」また、「スモールステップで、自己評価を取り入れたところが良く、わからない生徒に班の中で教え合うという交流ができていた。」と批評を頂いたことが嬉しかった。試行錯誤しながら自作のモデル教材を作った甲斐があった。

IMG_1750Fこの単元が終わったときに、生徒が 少しでも天体に興味を持ってくれて、受験勉強の疲れを癒すために外の空気を吸いながら、夜の星座を眺める機会が増えてくれ ればいいなと思う。そして自然の美しさに感動できる気持ちを持ち続けてくれればいいなと思う。

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2005/09/18

中秋の名月

今日は旧暦の8月15日です。夜空を見上げると中秋の名月が綺麗に見えました。

IMG_1312IMG_1324仲秋=8月。つまり旧暦では1,2,3月=春、4,5,6月=夏、7,8,9月=秋、10,11,12月=冬と季節を分けていて、秋に当たる3ヶ月のうち、7月=初秋、8月=仲秋、9月=晩秋となります。そして満月の今日が 旧暦の8月15日の中秋になります。

綺麗な満月を見るのも久しぶりのような気がします。月の光のパワーを浴びて、何かいいことが起こらないかなあ。

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2005/07/30

太陽系の大きさ

昨日、理科サークルの例会があった。7月のテーマは天体についてだった。中学生にとっては、天体の単元は莫大な宇宙空間の広がりと時間の長さについて理解できなければならず、難しい単元だと思われる。

この単元では、生徒が理解しやすいように、教師が多種多様のアナロジー(類推、たとえなど)を持って指導した方がよい。つまり、その一つの方法として例を出せば、太陽系の広がりを理解させようとして、天文学的な数字を並べてみても生徒はピンと来ないが、太陽系を10億分の1に縮小して話をすると理解しやすい。
このとき、太陽は直径1.4mの大玉になり、地球は1.3cmの豆電球くらい、水星は0.5cmの丸画鋲、木星は14.3cmのハンドボールくらいの大きさになる。太陽からの距離は、1番目の水星まで57.9m、3番目の地球まで150m、5番目の木星まで780m、太陽系最後の冥王星まで5900m離れていることになる。これをさらに学校を中心とした地図に円を描いていくと、その太陽系の大きさや惑星の位置関係を生徒はより感じ取れると思われる。
太陽系に最も近い恒星(ケンタウルス座のα星)までは、4万km離れていることになり、地球を一周した距離と同じになる。
では、銀河系の直径は?

続きを読む "太陽系の大きさ"

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2005/05/15

オレンジ色の月

IMG_0368深夜、月がオレンジ色に輝いていた。こういう月を時々見る事がある。
これはどうしてか。
←月が見えないのでクリックして拡大。

地平線近くに月がある時と天頂近くに月がある時を比べると、地平線近くにある時の方が地球大気の中を通る光の距離が何倍も長くなる。
大気は透明だが、実際には水滴やちりやほこりなどの様々な粒子が存在している。波長の短い青や緑色の光は、これらの粒子により散乱されたり反射されて、地上に到達するまでに弱められてしまう。
一方、オレンジ赤色の光は波長が長いため、粒子に反射されにくい性質がある。つまり、月は高度が低いほど波長の短い緑色が抜けるため、赤っぽい色合いになりオレンジ色に見えるのである。この原理は、朝日や夕日が赤く見えることと全く同じ原理である。

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