今日届いたのが、「トレジャー・ストーン」の119号(完結号)だった。
よく4年半も購入し続けたものだ。計算してみると「トレジャー・ストーン」に93510円のお金を使っている。一度にこれだけのお金を払って、200個の石と20個の化石を買おうとは思わないが、「トレジャー・ストーン」は毎号毎号の楽しみがあった。これからは時々眺めたり、学校に持って行って理科の授業で生徒に見せたりしよう。
たくさんの宝石・鉱物の中で気に入っているものがいくつかあるが、私の誕生石でもある「アメシス ト」が好きだ。「アメシスト」という名前の由来は、ギリシャ神話にさかのぼる。
ある日、酒の神デュオニュソスは、うさばらしに家来に人間を襲わせようと思いついた。そして偶然、そのターゲットとなったのが、月の女神アルテミスのもとに参拝に行く途中の少女だった。
天からこれを見ていたアルテミスは、少女を守るためにその体を大理石に変えてしまった。デュオニュソスは反省して、ワインを大理石に注いだ。すると少女の体は、美しい紫色をした宝石になったのだという。
その少女の名前が、アメシストだったのだ。
それから見ていて綺麗なのが、「ボーナイト(斑銅鉱)」だ。虹色に見える原因は、酸化のためである。
採れたばかりの斑銅鉱は、赤みを帯びた褐色をしているが、時間が経つと酸化して紫色になってくる。さ らに時間が経過すると、表面の化学成分が変化し、紫色や青色の斑点が浮き出てくる。そのため、表面に光の干渉が起きて、虹色のイリデッセンスが現れる。やわらかいためアクセサリーには使用されないが、質のよいものは観賞用の宝石に加工される。
あとは「ラピスラズリ(青金石)」や「ラブラドライト(曹灰長石)」、「オパール」などが好きだ。「オパール」は新婚旅行でオーストラリアに行ったとき、宝石店で展示されていたものに目を奪われ、ネクタイピンや指輪、親戚へのお土産にネックレスやイヤリングなどを買ったことがある。
でも「トレジャー・ストーン」と言ってもずっと待っていたのに、さすがに「ダイアモンド」はついて来なかった なあ。
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