2007/11/15

ユニセフからのメッセージ

今、歳末助け合い募金が行われています。

私の中学校でも生徒会役員が、朝の会の時間に各クラスを回って募金を呼びかけています。
道徳の時間に、集められた募金がどのように使われているか知って、自分たちができることを考えさせる授業をしました。

Img_5986授業の資料は、「ユニセフからのメッセージ」という道徳資料「かがやき」に載っているものです。
まず、生徒にペットボトルに入っている水を見せ、飲んでみたい人を募らせました。
Img_5976b数人が手を挙げて、その水を飲みました。
味は、口々に「しょっぱい」「まずい」「あまり味がしない」と言っていましたが、これが命を助ける水だと伝えると、少し神妙になりました。
これは、経口補水塩(ORS)です。
Img_5989世界にはまだまだ貧しい国があって、食べるものもなく、毎年600万人以上の子ども が脱水症状で命を落としている。と飢餓マップを黒板に貼ります。
東南アジアや中南米、アフリカなどの地域が飢餓率が高くなっています。
2リットルで約10円の経口補水塩(ORS)を作って、飲ませることで命が助かることを伝えます。
命の尊さと、自分たちには何ができるかを考えさせます。
そうすると募金だけでなく、温暖化を食い止める小さな努力をすることや食べ物を無駄にしないことなどを生徒は考えます。
歳末助け合い募金は日本国内だけで使われるのですが、この道徳授業で、生徒の視野が自分やまわりだけでなく、もう少し 広がってくれたらと思います。

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2007/01/24

笑いのちがいを見つけよう

学級の中に笑いはあるだろうか。そんな発問から始まった。

このときに言おうとしている笑いとは、どんな笑いだろうか。
みんなで協力して成し遂げた時、頑張った時、素晴らしいもの、ことに出会えた時に出る笑いを言っている。
それではその反対の意味を持つ笑いとは?
人の成績や作品を馬鹿にした笑い、人の顔や体をけなした笑い、人の死や病気、ケガなど、人の行動をあざける笑いを指す。
このように笑いには大きく分けると2つある。
今日はその笑いのちがいについて、考えてみよう。

Img011次の①~⑩の笑いを分けてみよう。→

分けると、
「気持ちのよい笑い」→アッと笑い

「本当に笑っていい笑い?」→ドッと笑い

Img012学級では、アッと笑いを増やしていこう!

実際に生徒は、自分で考えて笑いを分け、班で交流しました。
⑧が叩かれた子も笑っていたので、わからないとした班が3つありました。(8班の中で)
あとはうまく分けて、わかっていたと思います。

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2006/05/10

リレーきょうそう

運動会(私の中学では体育祭ではなく、運動会といいます。)を前にして、それに関連する道徳の授業を行いました。

「リレーきょうそう」という題で、牧口一二さんが小学校時代の体験をもとに書いた作品です。障害児教育自主教材「どんどん」に載っています。

リレーきょうそう

Img_3113_2「てっちゃんがいるから、
いつもぼくらのチームが
まけるんや」
と、みんなは、てっちゃんを
なかまはずれにしました。

てっちゃんは、大きなこえで
なきだしました。

みんなは、きこえないふりをして、
リレーきょうそうをしました。

てっちゃんがぬけたので
そのチームは、はじめてかちました。

最初に読んだ感想を書かせて、数人に発表してもらいました。
その後、一番印象に残ったところに線を引かせ、どうして印象に残ったのか聞きました。
「リレーきょうそう」の挿絵には、ネズミが徒競走を終えた場面があります。持っている着順旗の番号をあらかじめ消して印刷し、吹き出しをつけ、ネズミの表情から誰が何番でどう言っているか考えさせた。
いろいろとおもしろい意見が聞けた。「一番左のネズミが頑張った様子があるので一番。」「真ん中のネズミは泣いているから5番。」「一番右のネズミは満足そうだから2番。」・・・。
最後に、運動会本番やその前の取り組みにどのような気持ちで参加しようと思うか書かせた。

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