ユニセフからのメッセージ
今、歳末助け合い募金が行われています。
私の中学校でも生徒会役員が、朝の会の時間に各クラスを回って募金を呼びかけています。
道徳の時間に、集められた募金がどのように使われているか知って、自分たちができることを考えさせる授業をしました。
授業の資料は、「ユニセフからのメッセージ」という道徳資料「かがやき」に載っているものです。
まず、生徒にペットボトルに入っている水を見せ、飲んでみたい人を募らせました。数人が手を挙げて、その水を飲みました。
味は、口々に「しょっぱい」「まずい」「あまり味がしない」と言っていましたが、これが命を助ける水だと伝えると、少し神妙になりました。
これは、経口補水塩(ORS)です。世界にはまだまだ貧しい国があって、食べるものもなく、毎年600万人以上の子ども が脱水症状で命を落としている。と飢餓マップを黒板に貼ります。
東南アジアや中南米、アフリカなどの地域が飢餓率が高くなっています。
2リットルで約10円の経口補水塩(ORS)を作って、飲ませることで命が助かることを伝えます。
命の尊さと、自分たちには何ができるかを考えさせます。
そうすると募金だけでなく、温暖化を食い止める小さな努力をすることや食べ物を無駄にしないことなどを生徒は考えます。
歳末助け合い募金は日本国内だけで使われるのですが、この道徳授業で、生徒の視野が自分やまわりだけでなく、もう少し 広がってくれたらと思います。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント