中学校新教育課程説明会
平成24年度から中学校新教育課程がスタートするが、数学と理科は来年度から先行して授業時間を徐々に増やし、理数教育の充実を図っていくことになる。
今日、地区での中学校新教育課程説明会があった。
来年度は、中学3年で現行より25時間授業時間が増え、22年度では、中学2年で35時間授業時間が増え、そして23年度で中学3年がさらに35時間増える。
理科は、現行より95時間授業時間が増えた新教育課程に移行する。もちろん内容も増え、第1分野では「水圧」「浮力」「自由落下」「仕事率」「イオン」などが復活する。
第2分野では、「シダ植物・コケ植物」「日本の天気」「月の満ち欠け」「遺伝」などが復活する。
新しくは、「プラスチック」「放射線」「DNA」「地球温暖化」「外来種」などがある。
理科の教師にとっては、科学のおもしろいところだし、教えるのにワクワクする内容になるが、生徒にとっては難しい内容になる。
科学を学ぶ意義や有用性を実感する理科学習になるように工夫が必要である。
私が中学生の頃は、理科は中学3年間で420時間の授業があった。
現行は290時間である。
国語は私達の頃は525時間、現行は350時間で、いかに授業時間が少ないかがわかる。
これでは将来、ノーベル賞が取れる日本人はいなくなるのではと懸念されたほどである。
今回の改訂で、各教科、若干授業時間が増えた。
大変なのはこれからである。
先行する数学と理科は、24年度まで毎年、新教育課程を基に年間計画を書き換えていかなければならない。
追加の教科書も、来年3月頃にしか間に合わないらしいので、ものすごい作業になると思う。
でも、将来のある子どもたちのために頑張っていこう。
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