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2009年8月 5日 (水)

フィンランドと日本の子育て・教育

「わたしの子育て日記」と題して、フィンランドと日本の教育の違いをフィンランド在住のヒルトゥネン久美子さんが講演されたのを聴きに行きました。

森と湖の北欧の国というくらいしか知らない私にとって、フィンランドの子育て・教育はどんなものか大変興味がありました。
フィンランドはPISA(OECDによる国際学習到達度調査)で、2006年に数学的リテラシーと読解力は、56ヶ国中2位、科学的リテラシーは1位となっています。
日本は、2000年に数学で1位を取っていますが、その後2006年には10位、科学的リテラシーは6位、読解力に至っては15位まで落ち込んでいます。
どういう子育て・教育が、そんな高学力の原因になっているのか、それが知りたいと思いました。

フィンランドの学制は、日本と同じ6・3・3制です。
小学校6年間と中学校3年間が義務教育です。
ただ違うのは、就学前教育として1年間、一日4時間遊びを通して45分間の授業でみんなと一緒に協力したり作業をしたりの学習ができるかどうかを見るそうです。
大きな問題があって、できそうにない子は0年生ということで別メニューの教育が待っているそうです。
また高校入試はなく、中学校の通知表が10段階で7以上取れていれば、高校に進めるそうです。
6以下の子達は、職業訓練校に行き、手に職を身につけるようです。
ただし、成績が8~9の子でもIT関連に進みたい生徒は、職業訓練校に進むこともあります。
また19歳~30歳くらいまでで、兵役の義務が男子にはあります。
だから長い人生の中で、どう進もうが1,2年遅れようがあまり関係ないという考えがあり、教育の遅れが偏見や差別などにはつながりません。
フィンランドの生徒は、高校から自立して自分でカリキュラムを考えたり、授業のコースを考えたりして、そのことには一切親は口出ししません。
幼い頃から「生きる力」を育てられているようです。

また、父親も母親も子育ては協力して行い、幼い頃はよく本の読み聞かせをするそうです。
小学校から大学まで、教育費はかかりません。(無償)
キリスト教が国教で、教会は税金で成り立ち、その代わりコミュニティーの役目を果たしているそうです。
各地域、図書館が充実しているなど、日本と違うところが話を聞くとたくさん伺え、興味深く聴かせてもらいました。
日本からは実に遠い国ですが、歴史的にアジア民族に近く、見習わなければならないところがたくさんあると思いました。

P.S.この研修で、長期研修時代の同僚の先生に10年ぶりに会うことができました。
また、高校時代、一緒の電車で学校に行っていた友人(中学校の教師)に15年ぶりに会いました。

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