今年度から赴任した小学校の始業式があった。
実は、その1時間前には、前任の中学校の離任式があった。
私は、授業も部活動も持っていたわけではないので、特によく話したという生徒もいなくて、体育館でも、昇降口を出て校門までも、生徒や先生たちの拍手だけに見送られて中学校を後にしました。
体育館では、生徒たちにこんな話をして出てきました。
人間は刺激が大切で、部活動の大会やコンクール、定期テストがその刺激に当たる。
刺激を受けながら、スモールステップで次はこれを頑張ろうと思って努力する。
皆さんもいい刺激を受けながら日々努力をしてください。
といった内容だった。
これは、日本の養蜂家が、東南アジアでは一年中花が咲いているからミツバチとともに移動しないで蜜を集めることができるということで、ミツバチを連れて東南アジアに渡ったそうだ。
ところがミツバチが蜜を集めたのは、一年間だけで、後は蜜を集めなくなった。
これはミツバチにとって、冬が来るというのが大きな刺激だったのに、東南アジアではその刺激がなくなってしまった。
いつでも蜜を集められる状態に置かれ、努力しなくなったということだ。
それを長瀬泰信先生の書かれた「清々しく、やさしく、丁寧に、力強く生きる」という本から拝借しました。
少しでも中学生の心に残ってくれたら嬉しいです。
その後、K小学校に行きました。
体育館には、児童だけでなく、卒業生や保護者の方、地域の方も椅子に座っていました。
これが、地域の田舎の小学校かと思いました。
校長先生に紹介されて、話をしましたが、真面目に普通に話をするしかできませんでした。
すると、次の先生からは、カードを出して自分の名前を憶えてもらうようにしたり、手品をしたりとインパクトが強い自己紹介をされました。
しまったと思いました。
これが、小学校で行う自己紹介かとちょっとカルチャーショックを受けました。
でも児童は大きな声で校歌を歌い、挨拶ができたので、私はその後の始業式の終わりに素晴らしい始業式だったことを評価して、始業式閉会の挨拶をしました。
最近のコメント