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2024年8月21日 (水)

テレビ放映で気になる「ら」抜き、「さ」入れ言葉

 先々週までの約2週間は深夜眠い目をこすりながら、パリ2024オリンピックの競技をテレビで見て応援した。

 

 オリンピックの競技の中で、努力の甲斐あってメダルを手にした選手のインタビューも何回も視聴した。

 そのインタビューの中で、アナウンサーが「日本に帰って何が一番食べたいですか?」と質問したとき、選手は「日本に帰ってきて、まだ〇〇を食べれてないので、〇〇を食べたい。」と答える場面があった。

 「食べれてない」は「食べられてない」だろう。この場合、「ら」を入れると受け身のように聞こえるから、可能の「できてない」を表現するのに「ら」抜きになったと思われるが、正しくは「食べられていない」だろう。

 また、オリンピックの舞台とは違うが、テレビを見ていると街頭インタビューを受けた人が「見ることができてない」という意味の言葉を「見れてない」とか「着ることができてない」という意味の言葉を「着れてない」、「電話を掛けられずにいる」という意味の言葉を「電話を掛けれてない」と言っている。「浴衣を着れる」といった場合、それは「着れる」ではなく「切れる」になってしまい、服をはさみなどで切ってしまうということを意味します。正しくは「浴衣が着られる」と「ら」抜きではない使い方をしなければならない。

 また、丁寧な言葉遣いをしようとして言ったのだろうが、「見せていただく」を「見させていただく」と、今度は「さ」入れ言葉になっている。

 テレビでは、正しく「ら」を入れた言葉や正しく「さ」を抜いた言葉としてテロップで流れているが、インタビューされた人は後でそのテレビ放映を見て、自分の言葉の使い方が間違っていたと反省しないのだろうか。テロップで言葉を訂正されて恥ずかしいと思わないのだろうか。

 これを言葉が商売道具のアナウンサーが「ら」抜き、「さ」入れの言葉を使ったら、おかしくて仕方がない。でもそういうアナウンサーも実際にいる。お昼のニュース番組で司会をしているフリーアナウンサーのM氏は、番組の中で必ず2~3回は「食べれた」「かけれた」「見れた」などの言葉遣いをする。聞いているとこちらがいらいらする。元はアナウンサーなのにそんな言葉遣いをして腹立たしくもなる。それで今までに3回ほどメール投書して、「ら」抜き、「さ」入れ言葉を使わないように指摘したことがある。でも、その投書を本人でもスタッフでもいいから読んだのだろうか。いまだにM氏は正しい言葉遣いができていない。

 アナウンサーだけでなく、テレビに出るような著名な弁護士、コメンテーター、司会者、評論家、タレントなども「ら」抜き、「さ」入れのオンパレードでしゃべっている。

 言葉は時代とともに流行り廃れがあるのはわかっている。「ら」抜き言葉の方が、可能の意味で言ってるのか受け身の意味で言ってるのか分かりにくい場合に、間違いなく可能の意味で使っているということを伝えられそうだということも分かっている。でも現時点での正しい日本語はある。テレビでは正しい言葉がテロップに流れるので、日本国民は正しい日本語を使うように努力してほしい。「ら」抜きや「さ」入れ言葉を使うと恥ずかしいと思うような、正しい日本語を話すことが大事と思うようなテレビ番組やテレビでの呼びかけがあってほしいと思う。

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